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理不尽な大人の仮面を捨てよう

今回は信頼関係を築くきっかけとなる雑談のコツを私なりに書いていきます。コツは大きく4つです。

  1. 大人の仮面を被らない

  2. 話したいことを話し切ってもらう

  3. お互いの存在を尊重する

  4. 相手のやりたいこと・実現したいことが100%叶うと信じる

今回はこの中でも「大人の仮面を被らないこと」についてです。

大人の仮面を被らないこと

私たち大人は大人と話す時と子どもと話す時ではモードを切り替えています。
大人の仮面をかぶった私たちはカッコつけたり、正しそうなことばかりを子どもに押し付けてしまいます。例えば、「なんで嘘つくの?」「宿題やらなきゃなのにゲームばっかりやっていいの??」これらの問いは当たり前のように子どもに投げかけられます。

おとなだってたくさん頑張っている!
でも子どもから見たら…

子どもから見た大人の仮面

でも、実際大人はどうなのでしょう。嘘だって見栄を張るためにつきたくなるでしょう。家事やらなきゃいけないのに、スマホ見ていたくなるでしょう。子どもからしたら理不尽極まりないわけです。

と言うような感じで、大人は「おとな」という仮面をかぶって子どもに接しがちです。それは「怖い」「強い」「話をしてもどうせ聞いてくれない」「また怒られるかも」「また否定されるかもしれない」などいろんな感情を子どもに抱かせます。要するに「自分とは違う存在なんだ」と思わせてしまいます

そう思わせてしまったら、子どもは何も私たちに期待してくれなくなります。「一緒に楽しいことができそう」とか、「少し助けてくれるかもしれない」という期待は、子どもとの関係性構築の中で非常に重要な要素です。

期待が生まれて初めて子どもは「この大人は信頼できるのか?」という試し行動をします。その試し行動と期待のループを繰り返していくことで「信頼できる」という確信を作っていくのです

雑談→期待→信頼モデル

大人の仮面を被らないとはどういうことか

では大人の仮面を被らないとはどういう状態なのでしょうか。
ざっくりまとめると「対等な関係である」と認識していることです。
「大人も子どもも同じヒトだよね?」と認識していることです。

大人だって失敗するのだから、子どもも失敗するよね。子どもが疑問に思うことは、大人だって知らないことかもしれないよね。大人だってスマホを見ないで過ごすのは難しいんだから、子どもだって難しいよね。

大人の仮面を捨てるには何が必要か

いっぱい「同じだよね」があります。それを「でも、大人なんだから正であらなくては…」と押し込めず、偽らず子どもに正直にあり続けることです。そして「一緒に頑張ろうか」のスタンスを持ち続けることです。

子どもの中にある答えを引き出して、「お、それいいじゃん」と思えば一緒にやる。「ん?それは本当に大丈夫か?」と思えば、「それもいいと思う!ママはこうするのもいいと思うんだけど、どうかな?」と聞いてみる。

上記のように対話を重ねていくと、「この大人は私の意見を聞いてくれるのか?」「私の悩みを同じ目線で共感してくれるのか?」という期待を感じてくれるようになります。

このようにして大人の仮面を外して、対等に子どもと関わってみてください。「もうそんなのやっているよ!」という人も、大人の仮面をかぶっている瞬間がないか、もう一度確認してみてください。ちなみに私は対等に関わっているつもりでしたが、たまに大人ぶって理不尽なことを押し付けていると感じる瞬間が今もあります。再度確認する瞬間を作るのはオススメです。

まとめ

今回は「大人の仮面を被らない」について書きました。対策は「大人も子どもも同じヒトだよね?」のスタンスで、子どもに正直な自分を見せ続けることでした。
次回は「話したいことを話し切ってもらう」について書きます。ぜひ次回もご覧ください!

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