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#5 ロードバイクとの付き合い方

週末は久しぶりにサイクリングに出かけた。

正直なところ、最近自転車に対する熱が冷めている。
サイクリングに出かけても、娘のことが気になり、母乳のことが気になり、前ほどライドに集中できない。
ライド中、早く帰りたいと思ってしまうのが目に見えている。

それでも、無理にでも走りに出かけると、やっぱり自転車で走るのが楽しくて、風を切るのが爽快で、すっきりとした気持ちになって、行って良かったとなるのだけど。

前みたいに1日かけて走ることはできない。
行きたい場所にも行けない。
夫と一緒に走ることもできない。
走力も落ちて、目標もない。

そうなるとモチベーションが下がるのは当然だ。

何より、母親としての自分が娘と離れることに抵抗を感じている。
可愛い可愛い娘と離れてまでする価値のあることってあるだろうか…と考えて、サイクリングも美容院もまつげパーマも、自分のためにすることが全て億劫に感じるのだ。

産前は毎週末ライドに出かけて、自転車が全ての生きがいというほどのめり込んでいた。

そういう日々を思い出すと、もう前みたいには戻れないことを悲しく感じたりもする。
自転車を楽しんでいる人たちを見て、羨ましく感じることもある。

でも、娘を預かるから前みたいに走ればいいよと1日ライドの時間をもらったとしても、楽しめないのだ。
自分の意思と関係なく、母親になったことで気持ちが変わってしまったのがハッキリとわかる。
仕方がない。

だから、どうすれば前みたいな自転車の楽しみ方ができるかを模索するのではなく、全く新しい楽しみ方を探したい。
娘が小さいからできないことを我慢するのではなく、今だからできることを満喫したい。

ロードバイクのことを考えると、言語化が難しい複雑な心境になる。
ロードバイクが大好きな自分と、母親になった自分が心の中の同じ部屋にいて、常にどうしたいか平行線の議論をしているような気分だ。

100%の答えはでないかもしれないけど、ロードバイクとの付き合い方を考えていかなければ。



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