初めての弁護士との相談【初面談①】
1.どんな流れなのか
借金相談なんてそうそう身近な人には絶対にできませんし、どんな話の流れになるのか全く想像がつかず、当初は正直とても緊張しました。
債務整理については、法律事務所や個人の借金関連のブログなどで詳しく書かれているのを
事前に、いろいろと閲覧しました。
しかし、弁護士との面談内容についてまでは調べることができませんでした。
弁護士事務所的には守秘義務があるし、個人も生々しい話をするのは勇気がいりますよね。
自身の経験を踏まえ、本NOTEでは、打合せ概要についても、できる限り公開していきます。
弁護士によって面談内容や見解も異なると思いますので、債務整理をお考えの方は、あくまでも参考程度に読んでいただければと思います。
[初回面談の流れ]
1. 借金の原因と債務状況の詳細確認
2. 居住状況(賃貸か持家か)
3. 子供の有無(1人目の妻以外との間にもいるのか)
4. 弁護士の見解・説明
ざっくりですが、こんな感じで約1時間の初回面談となりました。
2.弁護士の見解① -この債務整理は2択-
弁護士からの質問に一通り答えた後、弁護士が私に適した債務整理についての見解を話してくれました。
今後、他の法律事務所の弁護士の話も出てきますので、今回面談した弁護士は弁護士Aとします。
弁護士Aは
『自己破産』
推しでした。
【自己破産推しの理由】
* 借金の額を考えると任意整理は現実味がなく、自己破産の一択(5年間毎月25万円の返済は厳しい)
* 持家がないため個人再生するメリットがない(個人再生では約300万円の返済が必要)
* 自己破産しても会社を辞めさせることはできない
* プライドより実を取るべき(会社バレして肩身が狭い思いをしても我慢すべき)
【弁護士Aの説明(ほぼリアルです)】
この状況で債務整理を行うとした場合、選択肢としては2つあります。
任意整理として返済を継続していくか、自己破産です。
個人再生は選択肢にないと思います。
というのも、個人再生は
【一部債務を圧縮するという任意整理と自己破産のあいのこ】
みたいなものです。
自宅だけ残しながら、債務整理できるということが個人再生の最大のメリットです。
バジャーさんの場合は、自宅を所有していないのでそのメリットがないことになります。
同じ裁判手続きを行うのであれば、いっそ債務をゼロにしてしまう方が良いと思います。
ということで個人再生は選択肢に入らないことになります。
裁判所を通すのであれば自己破産、通さずにソフトに行くのであれば任意整理となります。
ただし任意整理の場合は債務が減ることもありません。
これから発生する利息をカットして、固定した債務を分割払いするというのが任意整理の基本となります。
バジャーさんの場合、1,500万円を5年間60回払いにすると月額25万円が基本です。
かたや自己破産する場合はこれがゼロになります。
だから私は、【自己破産】をお奨めします。
自己破産・・・・・
その選択をしなくてはいけないのか・・・・・
即答などできるはずもない内容でした。