大学院を中退した話 中退メリット・デメリット
どうも、AKiRAです。
引き続き中退の話を続けます。
まだnoteの使い方というか文章の書き方が下手で、内容が冗長になってしまっていたり結局何が言いたいのかがフワフワしているようで…。
閑話休題。
前回は中退における手続きについて紹介しました。
今回は中退のメリットとデメリットについてお話します。
中退のデメリット
タイトルとテレコになりますが、先にデメリットについて紹介します。
といっても、デメリットについては容易に想像がつくのではないでしょうか。
①経歴に傷がつく
まずはこれです。
私のように学歴を気にする場合は一生コンプレックスを抱く可能性があります。
中退(退学)という経歴は二度と消すことができません。
私の場合、大学院の中退をしたので学士は持っています。ですから大卒という大きな枠からは外れていない分、まだ良いほうかもしれません。
しかし私の周りは大学院卒が普通なのでやや引け目を感じてしまいます。
今までの経歴の話を他人とするときは少し困ってしまいます。
②新卒時の就活に制限が発生する
実際的な問題としてはこれがあげられるでしょう。
私が中退を決意したのはエントリーが終わって各会社への面接が進んでいる最中でした。
上記の記事で既に書いていますが、新卒というカードの価値が、中退によってほぼほぼ意味をなさなくなってしまいました。
「旧帝大学理系院卒」は相当に強力な肩書です。
当時特にやりたいことが見えなかったので給与が高い、いわゆるステータスの高い企業ばかりにエントリーしており、その強力な肩書のおかげで書類選考は一社も落ちておりません。
しかし中退となると話は別です。企業は「修士論文を完成させる努力ないし才能のある人間」が欲しいのであって実績を伴わない学歴、特に中退には厳しいです。
結局数多の有名日系企業は諦めざるを得なくなり、理解のあるメガベンチャーへ就職が決定しました。
ただ1つ大学院の中退には例外があります。それは公務員(国家総合除く)です。
公務員の場合は大学院在籍中で試験に合格すればやめても特に問題はありません。
私の友人にも大学院在籍中に地方上級公務員に合格したのでそのまま退学した方もそれなりにいます。
公務員は国家総合や特殊な技術系を覗いた場合、民間と違って年齢制限が主だったかせになるので、大学院生活をやめて食い扶持を探す場合は選択肢の1つとして検討しても良いかもしれません。
③お金が無駄になる
以前にもお伝えしたように、授業料を納めていないと退学扱いにならず除籍となります。
除籍のデメリットはすさまじく、その期間は空白とみなされてしまいます。
とはいっても中退する場合もお金を支払うあるいは支払った状態である必要があります。
つまるところ、卒業するにしても中退するにしても進学する以上絶対にお金を支払う必要があります。
私立に比べて安いと言われる国立大学大学院でも入学金約30万、1年間の授業料は前期後期合わせて約60万が必要です。高い!
学生の身では親や奨学金に頼っている方が大多数だと思うので、実際的にきちんと状況を整理しておきましょう。
お金の問題は尽きることがありませんので。
中退のメリット
ではここからメリットをお話します。
とはいっても絶対的に、卒業>>>>>>中退 は確定ですのであまり鵜呑みにせず、私のように現状にとても耐えきれないレベルでの話であることをご理解ください。
①自由時間が圧倒的に増える
大学院、特に生物系や有機物系は一日の殆どを研究室で過ごします。
私は学部生時代まで家庭教師や個人指導のバイトをかけもちしていましたが、研究室へ配属して数ヶ月でやめました。
とてもとてもそんな時間はありません。
ちなみに私の新卒時の会社は平均残業150時間を超える激務でしたが、研究室では生き物を扱うので土日はなく毎日12時間以上は大学院に通っていました。
中退することによってその時間がすべて自由に使えるようになります。
これを機に音楽活動や就職先で必要となる知識の会得を一気に進めることができました。
これについてはお金の問題も絡みますが、中退までの半年間はじつに心地よかったです。
②ネタにできるぐらいにメンタルが強くなる
苦し紛れですが、このようにnoteに何編も記事を投稿できるぐらいには人生におけるネタになります。
そもそも22歳における大学院進学率が5.5%な上に旧帝大学大学院の中退となれば希少性はかなり高いです。
また負け惜しみですが、大きな挫折と失敗を若いうちに経験できたので、少しだけメンタルは強くなっと思います。
いずれ記事にしますが個人としては莫大な借金を抱えるときも、冷静に対処できたのはこのおかげかもしれません。
卒業できるなら卒業したほうが絶対に良い
中退に関してメリットデメリットを上げましたが、よっぽどの理由がない限りは絶対に卒業をしたほうが良いです。
レベル感的には、自殺しようと考えることが日常になったぐらいか、明確にやりたいことがある場合ぐらいでしょうか。
私は精神的にズタボロで自殺はどうすれば迷惑がかからないようになるかを考えるぐらいでしたので、中退は妥当だったと思います。
環境を変えることが人を変える最も強力な対処法の1つですから。
苦しくてもそれがダルい面倒だぐらいに感じているなら卒業してください。
以上となります。
ちょっと暗い話が続きましたので、次回からは明るい?話題を記載できればと思います。
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