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懐かしい!あのおもちゃでもう一度遊ぼう【クスッとする話】

よし!
じゃあ勝負しようか!


私が子供の頃、
ミニ四駆が一大ブームを巻き起こしていました。

テレビでは、
"爆走兄弟レッツ&ゴー!!"が放送されており、
最高視聴率は11.8%を記録。

当時、
私も何度か観たことがあります。

ただ、
子供ながらに、
ミニ四駆と同じ速度で走れる主人公たちに、


"そんなワケないだろ"


とツッコミを入れたのを覚えています。

ゲームまで発売されていたほどで、
友達の3人に1人は持っていた印象です。

当時発売されたゲーム
"シャイニングスコーピオン レッツ&ゴー!"

しかし、
この時に私は日本に住んでいませんでした。

親の仕事の都合でアメリカに住んでいたのです。

幸いにも、
日本食を取り扱うスーパーの中にある、
おもちゃ屋でミニ四駆が販売されていたので、
そこで購入することができました。

親に家庭用サーキットを買ってもらい、
姉とミニ四駆を組み立てて遊びました。


それから2年後のこと。

日本に帰国することになりました。


しかし、
私が帰国した時には、
既にミニ四駆ブームは終わっていました。

時代は遊戯王カードのブームになってました。

そのため、
日本でできた友達と、
ミニ四駆の会話をすることはなかったのです。

このことから、
ミニ四駆は日本で遊んだことのない、
特別なおもちゃとして私の記憶に刻まれています。


そして、
25年の歳月が流れました。

去年のことです。


中学からの付き合いがある4人で、
集まることになりました。

友人の1人が、
こんなことを提案します。


「ミニ四駆でも久しぶりにやってみるか?」



ミニ四駆という言葉を久しぶりに聞いて、
とても興奮しました。

この提案をしてくれたのは、
企画のプロフェッショナルであるMIくん。

彼は旅行プランについても、
忙しい合間を縫って企画してくれたりと、
いつも集まる時の企画を考えてくれます。

MIくん以外の友人達は、
以下の記事でもご紹介したことがある、
FくんとYASくんです。


ゼクシィをプレゼントしてる光景をみた話

上記記事では、
真面目なFくんと、
おちゃらけたYASくんのやりとりを書きました。

そんな彼らとの4人のLINE部屋で、
ミニ四駆の企画が出たのです。

興奮をおさえて、
いつも通りの文章で返事をします。


———うむ。よかろう。


他の友人2人も返事をします。


F      「ふむ。異論はない。」

YAS「暇つぶしにはなるか。まあ、よかろう。」


私たちのLINEの会話は、
いつもこんな感じです。

なぜか、
いつも偉そうな人を演じるノリをします。

要約すると、
他の友人たちも興味があったようで、
企画はミニ四駆に決まりました。


MI   「OK!じゃあ、○○○駅に10時集合ね!」

———うむ。

F      「ふむ。」

YAS「やや朝が早い気がするが、仕方ない。」


要約すると、
賛成ということになります。


そして、
迎えた当日。


MIくんの車で拾ってもらい、
近くの、
ミニ四駆を販売しているお店に向かいました。

久しぶりのミニ四駆に心が躍ります。

もちろん、
私だけでなく、
友人達もテンションがあがっていました。


MI   「おぉ!マグナムじゃん!」

YAS「シャイニングスコーピオンも捨てがたい。」

F      「どれにするかな〜!」


お店の出入り口に近い商品を見ていたところ、
音が聞こえました。


ガシャン!

カシュン!

ガキャン!


みんなで外を観に行ってみると、
ミニ四駆用の大きなサーキットがありました。

並べば自由にサーキットを利用できるようです。


YAS「どれどれ。
   私たちの実力に、
   匹敵する者がいるか見てみましょうか。」

F      「お前、初心者だろw」


相変わらずのYASくんトーク。

謎の上から目線トークは、
一時期ネットで流行った、
この強豪校ぶる遊びのコピペを真似しています。

昔、バスケの試合友達と見に行って「あの6番お前のマークだろ?抑えられそうか?」「ああ、たぶんな。」とか強豪校ぶる遊びしてたの(^q^)思い出して笑ったw

それにしても、
すごい人数が並んで順番を待っています。

ふと、
みんなの足が止まりました。


小学生以下しか並んでない
ことに気づいたのです。



その瞬間、
私たちは顔を見合わせて、
同じことを考えました。


"大きなお友達4人(全員35歳)で、
  並ぶのは恥ずかしい"



しばらくの沈黙の後、
YASくんが口を開きました。



YAS「よしっ。
   今日はこれぐらいにしといてやるか。」

F      「ああ、我々が来るには、
   少し遅すぎたようだ。」

MI    「そのようだな。」


満場一致で撤退です。

いったんファミレスに向かい、
本日の予定について、
作戦会議をすることになりました。


YAS「まったく!
   君たちは、
   自分の年齢も考えずに企画したのかね!
   ほんと君たちにはがっかりですよ。」

F   「お前も賛同してただろww」

YAS「ナハハハハwww」


今日のミニ四駆企画が失敗に終わると思った時、
企画プロフェッショナルMIくんが口を開きました。


MI   「こういうこともあろうかと、
      第二の企画を用意しておいたのだよ。」

全員「?!」


ミニ四駆 超速グランプリ

このアプリは、
コンピューターとのレースに勝つと、
お金やパーツがもらえるゲームとなってます。

パーツの改造も、
1度改造すると元に戻せないようになっていて、
リアルのミニ四駆と同じ仕様です。

もちろん、
対戦もできます。

その場で、
全員が一斉にインストールを開始します。


MI「次に会った時に最強を決めよう。
  次に会うのは1ヶ月後にしよう。」


面白い展開になってきました。

1ヶ月後に向けて、
家に帰ってからは猛プレイです。

家事が終わってから。

仕事が終わってから。

子供が寝てから。


プレイを重ねるうちに、
一部のレースは自動でもできる仕様を知り、
スマホをつけっぱにしながら、
家事や仕事をしてました。

しかし、
妻からは、


「それって面白いの?」



と言われてしまいました。

たしかに自動で動かすゲームなんて、
遊んでないのと一緒です。

途中から義務感が芽生えてたのは本当です。

しかし、
1ヶ月後に向けて、
準備をしなければいけないので、
義務感があってもやり続けました。


そして。


1ヶ月が経過し、
集まる日になりました。


———よし!
            じゃあ勝負しようか!


さあ、
努力の成果を発揮する時です!


F      「すまない、もうやっていないw」

MI    「同じくw」

YAS「なんの話だね?」











!!


2人 「ごめんごめんwww」

YAS「?」


後に詳細を聞いたところ、
2人は別のスマホゲームに夢中で、
やっていませんでした。

YASくんに至っては存在を忘れていました。


その後、
電撃オンラインのニュースによると、
このアプリは2024年5月7日にサービス終了し、
4年4ヶ月の歴史に幕を閉じたそうです。

ミニ四駆を日本で遊ぶという夢は、
また持ち越しになりました。


いかがでしたでしょうか。

近所の電気屋さんに、
並んでいないミニ四駆サーキットを見つけたので、
いつかリベンジ企画しようと企んでます🤭


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