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気をつけて!災害不安心理の隙をついた詐欺がまた湧いてきた話

こんにちは。

先日の能登半島地震から3週間近くが経とうとしています。

能登半島地震では家屋の倒壊の多さにも大きな注目がいきました。

災害があってまだ間もないのに、その不安をあおるような詐欺営業が先日ウチにきましたよーって話をしたいと思います。


具体的な内容

実を言うと私はその時、家にいなくて母が対応したのです。

なので「母が言うには」という感じになってしまいますのでご了承ください。

  • 訪問してきてたのは男性

  • 「屋根が落ちそうだから直した方がいい」

  • 「男の人がいれば落ちないようにしてもらいたい」

  • 「もしこれが落ちてきたら道路を走っている車やトラックに被害が出る」

  • 見えないところを指さして「ここだよ、ここ」みたいなかんじでいってくる

  • とにかく言ってることがよくわからない

母は、「よくわからないからもういいです、帰って」

と追い返すことができたみたいですが、結構長いことやりとりが続いてしまったようです。

近所でも同じことがあった

すぐ近くの親戚と話していたら、「うちにもきた」とのこと。

しかも、その親戚については屋根を直したばかりのはずなのに同じようなことを言われたようです。
そして、「家に男性はいるのか」や、こないだ直したばかりと答えたら「どこに頼んだのか」や、そんなことまで?というようなことをいろいろ聞いてきたのだといいます。

その親戚の家だけではなく、すこし歩いた先にあるまた違う親戚のところにもその男性の姿を見たらしく、「きっとこの辺の瓦屋根のうち全部手あたり次第まわってるんだろうね」と話していました。

やってはいけないこと

こういう人たちって、言葉巧みなんですよね。

たとえば、

「旦那さんはいますか?」

と玄関先で言われたら、普通に

「この時間は仕事でいません」

とか応えちゃいますよね。

「うちには男の家族はいません」

とか応えちゃったらこれはやってしまってます。

とはいえ、当事者はとっさにこのような判断をすることは難しいことも事実です。

来訪者をみて一瞬で「あ、詐欺だ」って判断できる人だってなかなかいないと思います。

むしろ、今回の母と私のやりとりのように、私があとから冷静な状態で話を聞けてるから「それ詐欺だね」ってわかるわけですから。

あとは、家に関する情報は家の外では話さないこと。

それと、今回は屋根がやばいよって言ってきてるので

「ちょっと見させてください」

とかいわれても絶対屋根に上らせないこと。

こちらからは状況確認できない状態となるので、上らせたら最後。

勝手に瓦を勝ち割られたりでもしてその写真を撮り、

「ほら、ここやばくなってるでしょ」

ってやってきます。

各家庭での対応方法

うちは認知症家族がしばらく一人暮らししていた時期もあったもんで、勝手に家に上がってくるようなどっかの営業マンとかいたんですよ、マジで。
で、当の認知症の本人は「またいつでも来てね」とかいうわけです。
ひっかかりますよね、これでは。

対応方法としては、いちがいにこうしろとは言えませんが経験上はこんなかんじ。

  • 家族情報を漏らしてしまわないように気を付ける(←一番大事)

  • 屋根の上をはじめ、家に上がらせない

  • なんかの業者を装ってきたら「お世話になってるところがあるので」と断る

  • たまに「どこですか?」とか聞いてくるので、「個人情報なのですみません」と断れるようにする

  • 断るのが苦手な人は「一旦家族に相談します」といって帰ってもらう

  • その際、「旦那さんか息子さんがいらっしゃるんですか?」とか聞き返されたりするので、その辺の情報を漏らしてしまわないように、バカ正直に答えないように気を付ける

ただ、バカ正直に答えてしまうんですよね。(おしゃべりが好きな人は特に)

で、口をついてしまってから「あ、しまった」となるんです。

※不可抗力なこともあって、ご近所の方がその家の情報をしゃべってしまうっていう可能性もあったりします。

あともう一つ大事なことがあります。これも個人の見解であることを前置きしておきます。

それは

「相手を怒らせないこと」

です。

暴言とか言いまくって相手を怒らせて「まじでムカついたから次はココの家だましてやろう」と逆に執着されて結果ターゲットにされてしまうのは本末転倒。

大事なのは、「ここの家を狙ってもたいして得にもならない、めんどくさいことになりそう、コスパ悪い、時間の無駄」

という、相手のデメリットになるようなカテゴリーに振り分けられることだと思っています。

ご近所づきあいの大切さ

これらが各家庭でできることだとしたら、ご近所の中でできることもあります。
それは情報共有です。
家にこんな怪しい人きたよ。やだ、家も。おんなじ人かしら。
こんな会話があるだけで、地域全体で気を付けよう、声かけ合おうっていう動きになりますし、そういう怪しい人を見たら警戒する意識も地域として持つことができます。

これに関しては、ご近所づきあいがないとできないことです。ですが、困った時に助け合うのも絶対にご近所の仲間同士です。ご近所づきあいは絶対に必要ですよ。

悪いやつはとにかく賢い

カモにされるのはいつだって、高齢者や情報弱者です。
例えば同じお年寄りの中でも、知識のある人とない人がいたら、だましやすいのは知識のない人の方。

簡単そうな人から狙っていきます。

自分には相談できる人は誰がいるだろうか。身近にいるか。

それは必ずしも親族でなくてもいいのです。

自分じゃ情報をひろっていくことが不得意な人だってたくさんいるんですよね。

そういう人こそ、ご家族をはじめ、困ったことがあった時に相談できる、助けを求められる人の存在について考えてみることをおすすめします。

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