油っしゃいませ!油とうございました!
今日はnoteで初となる食レポ記事。
一回食べに行ったくらいで語るのは好きじゃない。
なので好きで通ってしまう店の魅力をたまに書こうと思う。
タイトル、別に頭が変になったわけじゃないですよ。
タイトルは春日亭という油そば専門店の店員さんの掛け声。
単に油そば出すだけで無く、その世界観作りにも余念がない気合いが入った店なのだ。
でも以外とナチュラルに言われてしまうと
「いらっしゃいませ!」
「ありがとうございました!」
って普通に聞こえている人もいる…
なので、この話しをすると「またまた〜」みたいに冗談だと思われることも少なくない。
店員さんには是非「あぶら」の部分がボケないようにちゃんと発声して頂きたい。
ひょっとして少し恥ずかしいのかな?
■一番通っているラーメン店かも
僕はラーメン食べ歩きが好きで、大学でも職場でもラーメン好きとつるんで隙あらばラーメン屋に行く。
春日亭は油そば専門店であってラーメン屋では無いが、大分類でラーメンってことにして欲しい。
■春日亭デビュー
最初に食べたのは7,8年前、秋葉原店だった。
当時の職場に近く飯時になると少し行列ができてたりもした。いつも混み合っていたので、なかなか入るタイミングがなく雰囲気的にも何となく敬遠していた。
ちょっと昼時から外れた空いてる時間帯に恐る恐る入ってみると…
「ウニャウニャ(聞き取れなかった)らっしゃい!」
初入店のため「油っしゃい!」って言ってるなんて知らないもんだから「今なんて?」って感じで、噛んじゃったのかな?と思った。
やはり知らないと噛み気味の「いらっしゃい!」に聞こえるのかも。
そして初の春日亭(いきなり特盛)を食す。確かに美味しかった。ただ、その時は通いつめる程のパンチは感じなかったように思う。
ハマったきっかけは量のインプパクトも多分にあったかもしれない。店を出る時に量のランクが目に入った。
並盛 1玉
中盛 1.5玉
大盛 2玉
特盛 2.5玉
くらいは一般的だが、この春日亭の場合
爆盛り 3玉
最強 3.5玉 茹で上がり945g
というさらに上のランクが存在する。最強になると1kg近い。最近麺が改良されて正確な重量は軽くなったような張り紙を見た気がするが、まあどちらにせよ凄い。
■最強を迎え撃つ
上があるのだな。
と思ってしまうと上を目指したくなってしまい…回を追うごとに上の階級に挑んで行った。
といっても初対戦がまあまあヘビーな特盛だったので3戦目にしてチャンピオンの「最強」との対戦となる。
・春日亭では最強は珍しくない
学生時代、coco壱番館の1.2kgチャレンジに失敗した記憶を思い出し少し怖気付いたが、ここは失敗してもペナルティがあるわけじゃない。思い切って最強を頼む。
気のせいか周囲の客がピクっと反応したように感じたが、それは気のせい。
ここは秋葉、すでに最強食べてるポッチャリさんがチラホラいた。この春日亭の世界ではドラゴール超のように最強は珍しく無いのだ。
最後の0.5玉分くらいがキツい感じではあったが、あっさり完食してしまった。
給食食べきるまで昼休み行けない小学生のようになるのを想像してたが案外そうでもなかった。腹パンパンで昼休み遊べる身体じゃないけど…
・最強完食
だから何だって話しだが、達成感のようなものを感じた。「最強」という響きも手伝ってか、これが何となく中毒性があり…たまに行ってしまう。
ただし絶対ヘルシーじゃないこと受け合い。
■肝心の味、食べ方の話し
食前スープ
春日亭には、エスプレッソみたいな小さいカップで出てくる食前スープというものがある。
武蔵野アブラ学会って油そば屋と同じシステム。あの店はセルフだが春日亭は違う。
常連だと勝手に出てくることもあるが春日亭の場合は基本、注文しないと出て来ない。
でも無料なのでご安心を。
少し生姜風味の醤油ベースであっさり鶏ガラスープって感じのホッとする味。コンソメスープ感覚の油そばと対照的なあっさりスープ。
待ってる間にチビチビやるのがいい。
受け取り
まず、カウンターごしに店員さんからどんぶりを受け取るところがスタート。量がある場合、量に伴ってどんも大きくなるからなかなかの重量。
しっかり受け止めよう。
混ぜ合わせる
見た目はドロっと白濁したギトギト油が乗っていて見るからに濃そう。
でも混ぜ合わせて行くとこのドロっとしたヤツの存在が消えて行く。底に溜まっている醤油だれと混ざると、さっきまでのギトギトからテカテカくらいの印象に。
・レンゲ重要
箸だけで混ぜるとあっという間に握力を持ってかれるので注意。
ここは落ち着いてレンゲと箸の二刀流で混ぜ合わせるべし。
油そば、混ぜそば系は汁が無いからレンゲは不用と思いがち。でも麺がゴツいものが多く重く絡まりやすいので、フォークとスプーン二刀流でサラダを取り分けるようにレンゲと箸で持ち上げつつ食べるのが楽。
まずはそのまま
混ぜ合わせてからレンゲ、箸二刀流で持ち上げつつ食べて行く。ちゃんと混ぜ合わせてあれば、初見のドロドロの印象では無くオリーブオイルのよく絡んだペペロンチーノくらいのオイリー感になっているはず。
すすってみると麺自体の小麦の香りと醤油だれのよい香りに鳥豚の油の風味が入ってくる。春日亭の油そばは、最初の見た目と裏腹に非常にすすりやすい。
油以上に醤油だれのスープの量が多めで、油そばとしては汁だくなスタイル。
麺をゴツくしてしまってすすりにくい混ぜそはは多い。そうなってくると味が濃くなりがち。
その点、春日亭はある程度のゴツさのある少し縮れの入った麺ながら吸い込みやすい。
喜多方ラーメンの麺をちょっと太くした程度で、もっちりした食感と風味が楽しめる。だからなのか、他の油そばよりも味自体は意外にさっぱり目なのだ。
味変もいい
マヨネーズ
酢
ラー油(小さい壺の自家製もある)
ニンニク
・禁断のマヨネーズ
油にさらにマヨネーズ…とか今更気にしても遅い。ここは開き直ってかけてみる。少し酸味が入りくちあたりがまろやかでクリーミーになる。素のままをペペロンチーノとすればカルボナーラに近い。
・鉄板の酢
ただマヨはそれなりにクドくなるので少量味わったら酢がさっぱりしてていい。
油そばなので控えめにひと回しくらいでは酢が負けるので、ふた回しくらいでいい感じ。かけ過ぎるとむせるので、程々で。
・ニンニクとラー油で追い討ち
さらに変化が欲しければニンニクやラー油も加えて自分なりの味変が楽しめる。
・味変上等
これが油そばのいいところは、味変前提なので気兼ねなく調味料ドバドバやっても許される大らかさにある。
食後の楽しみ方
シメの割りスープ
食べ終わって少しタレの残ったどんぶりに割りスープを入れて貰う。
「割スープお願いします。」
って言ってどんぶりを差し出す。すると少量のスープを入れて返してくれる。
結局、残った油も余すとこなく摂取することになるのだが…細かいことは無視。
これは確かめたことは無いが、たぶん食前スープ割りだと思う。
前述の通りさっぱりスープなので、シメにも勿論ピッタリ。
卵かけご飯
もう一段上の階級でも良かったかな〜って胃に余裕のある人はたまごかけご飯でシメるのもアリだ。
量はしっかり一膳あるので、ご注意。
ご飯一膳
生卵
醤油だれ(濃いので3さじ程度が適量)
の3点セットが出てくる。カウンターで現金注文もできるし事前に食券で買っておくと麺を食べ終わる頃合いを見て出してくれる。
割りスープ以上に罪深いシメではあるが、ある意味飲みものに近い感覚で食べられる。
これが美味い。油そばの種類によっても多少味は異なって来るが、どの味でも関係なくTKGは美味い。
おわりに
うわ、3000文字行ってた。
好きなものについて書くと止まらない…
まだ書きたいことはあるけど、また今度。
写真載せて無いし、今度アップデートします。
長らく読んで頂きありがとうございました!
春日亭、店舗数多いので近くに立ち寄った際は味わってみて下さい。
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