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AdMobの「無効なトラフィックの問題」で受けるダメージを軽減したい

AdMobの「無効なトラフィックの問題」に再び襲われ、広告収入が激減してしまいました。

前回は去年の11月。顛末は以下の記事にまとめてあります。

無効なトラフィックの問題」でAdMobの広告配信が止まった話

このときは一度きりだろうと思ってじっと耐えることにしたのですが、たびたび起きるとなると何か手を打ったほうがよさそう。しかも今回は1か月経っても解除されないのでなおさら静観できません。

とは言え、AdMobの警告を受けない方法は相変わらず分かりません。誤クリックを誘発するようなUIにはなっていないし、自分でクリックしてるわけでもない。

なので「AdMobの広告配信が止まっても収益を得られるようにする」のが現実解と考えて

・メディエーションに対応する
・自社広告のキャンペーンを打つ

の2つを実行してみました。

メディエーションに対応する

前回は

AdMobのMediationだと巻き込まれて使えなくなる可能性があるので、別の広告配信サービスを組み込んで併用するのがよさそう。

と書いたのですが、試しに組み込んでみたらメディエーション経由の広告は問題なく配信されました。あら意外。

「無効なトラフィックの問題」のペナルティは広告配信の「停止」ではなくて「制限」なので、広告配信機能自体は制限されない、ということのようです。

気になる収益面は、「AdMobには敵わないけどないよりははるかにマシ」という感じ。

いままでに試した広告配信サービスの中で一番収益が安定しているところを組み込みましたが、それでもバナー広告の収益はAdMobの1/2~1/3程度まで落ち込みます。今回は試していないですが、インタースティシャルだともうちょっと差が開くと思います。ツール系に限って言うなら収益はやっぱりAdMobが圧倒的に強い。

ちなみに、今回組み込んだ広告配信サービスはアダプティブバナーに非対応なので、収益減はその影響もあるかもしれません。左寄せになっちゃって見た目がイマイチなんですよね。せめてセンタリングできるといいのですが。

ともあれ、これで多少なりとも収益が補填できるようになりました。

自社広告のキャンペーンを打つ

メディエーションのさらなる保険という位置づけで自社広告キャンペーンも設定しています。

AdMobには「キャンペーン」という機能があって、いわゆる純広告や自社広告を掲載できるようになっています。この機能を使い、自分の他アプリに誘導する自社広告を掲載する、という作戦です。

ただ、誘導自体は自分のアプリに関して言うと全然効果ないんです。以前から何度か試してダメだったし、今回も案の定ダメです。

じゃあなんでキャンペーン打つのかというと、広告枠を空けたくないから。1か月近く広告が出ないままだと「このアプリは広告配信やめたのかな?」と勘違いされて、広告が復活したときに悪印象になりかねません。

メディエーションだけだと在庫切れがないとは言い切れないので、自社広告キャンペーンを打つことで「とにかく広告枠には常時何かしらが配信されている」という状況をキープします。

キャンペーンの目標を「有料広告の価値がほとんどない場合に、自社広告をバックフィルとして使用します。」に設定しておけば、AdMobやメディエーションが有効なときはそっちが優先されます。なので収益面へのマイナスもありません。

メディエーションと違ってAdMobで完結するので、AdMob使うときは特段の事情がなくてもキャンペーンは設定しておいたほうがいいと思います。

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もちろん一番いいのはAdMobの警告が解除されて元通り広告配信されることなんですが、Googleさんは交渉や弁解に応じてくれないので、打てる手は打っておこう、という感じですね。


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