他社のアプリのDL数って見れるの?競合調査ってどこまでやるの?
みなさん、こんにちは。
BackApp 広報担当の山口です。
「他社アプリのダウンロード数などの調査って何に注意しながらどうやればいいの?」、「もっと、効率の良い調査方法ないかな」
など、アプリ事業を企画している方やアプリ事業に関わる方は、少なくとも一度は思ったことがあるかと思います。
ですので、今回は他社アプリのダウンロード数の把握の方法や、競合調査時に気を付けるべきポイントを整理していきます。
1. iOS/ Androidアプリのダウンロード数を調べる方法
アプリのダウンロード数を調べる方法は主に 2種類あります。
無料ですぐに見られるものと、有料(お試し無料期間あり)で外部のツールを利用する手段です。
1-1. 無料ですぐに見られるもの
Android アプリのストアである Google Play では、アプリの詳細ページ(インストール画面)に、おおよそのダウンロード数が表示されています。
携帯端末を持っていなくても、 PC からアプリの詳細ページで見ることが可能です。
また、直近のランキング形式であればカテゴリごと・OS ごとなどにまとまっている Web サイトもあります。
1-2. 外部ツールの利用が必要なもの
iOS / Android まで含めて他社のアプリの DL 数や売上予測を見るには、以下のような専用のツールが必要です。
・ data.ai
・ ADJUST
・apptweak
各社、料金やサポート範囲、接続アプリ数に違いがあるため、自社の調査に必要な分析ツールを利用しましょう。
2. 他社のアプリのダウンロード数を見るときの注意点
自社と競合のアプリダウンロード数を比較したり、目標値を設定する際には、以下の点に注意が必要です。
2-1. アクティブユーザー数やリテンション率はわからない
他社アプリの調査を行う際、アクティブユーザー数やリテンション率 (継続利用率) まで把握することは難しいです。
運営企業が公開していたり、Google Play で見られる「アプリのダウンロード数」は、累計データであり、アンインストールや休眠状態にあるユーザーも数値に入っています。
それ故に
継続的にアプリを使い続けているユーザー数 <<< 累計ダウンロード数
というのが一般的です。
2-2. DL 数が必ずしもアプリ事業の成功に結びつかない
アプリを運用する際は、ダウンロード数ももちろん大事ですが、実際に収益をもたらしてくれるアクティブユーザー数のほうがより重要です。
仮に、広告費用を莫大にかけて宣伝して 200 万ダウンロードされたとしても、90% のユーザーが休眠していたら、企業は赤字の可能性が考えられます。
また、新規集客や認知拡大が目的であれば、 Web や SNS を利用するほうが、顧客もアプリを DL する手間がなく企業も低コストで運用できるため、双方にメリットがあります。
マーケティング視点から考えると、ダウンロード数も重要ではありますが、実際のアクティブユーザー数との乖離を防ぎ、アプリの起動頻度が増える施策や課金・決済への誘導などをしていく必要があります。
「では、他社のアプリで見るべきポイントとは?」という競合調査の手順は、下記の記事に詳しく掲載しています。ぜひご一読ください。
3.まとめ
今回テーマ「他社のアプリの DL数を把握する方法」と「競合調査のやり方」について以下にまとめました。
他アプリの DL数を知るためには、Androidアプリのストアである Google Playでおおまかな数を把握することができる
細かい DL数を把握するには専用の外部ツールが必要になるが、必ずしもダウンロード数が全てということではない
最も重要なのは、ダウンロード数とアクティブユーザーの乖離を防げるような施策や課金や決済の誘導である
もう少し具体的なアプリの競合調査方法はどうやるの?
自社のアプリのダウンロード数を増やすには?
など、弊社のブログでは、さらに詳しい内容が載っておりますので参考にしていただければと思います。