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見たことある?保育園の学級崩壊

〜あなたのクラスは大丈夫?〜

どうもみなさんこんにちは。
今日は近年ちょこちょこ見られるようになってきた保育園の学級崩壊についてお話しようと思います。
これは子どもが自分の話を聞いてくれないと困っているお父さんやお母さんにも関係することなので、良かったら読んでみてください。


そもそもこういった話が出てくるようになったのは、十数年前ぐらいからですね。

それ以前はほとんどなかったかと思います。

なぜ無かったのかというと、学校でもそうでしたが、大人からの暴力によって子どもたちが押さえつけられていたからです。

なぜ暴力がいけないのかと言うと、精神的にも身体的にも負うからです。
まぁこんなのは当たり前の話ですね。

では、保育的な観点から見てみましょう。
保育的な観点から見て暴力がダメなのは、

信頼関係が築けない

これが1番の理由かと思います。


暴力も思いを伝えるための手段であると考えたとして、非常に一方的なコミュニケーションであることと思います。

大人と大人の場合もそうですが、相手が自分の意見を聞き入れ、さらにそれに答えて(答えようとして)くれることで、相手のことを信頼できるものです。

従って一方的なコミュニケーションである暴力は、信頼関係の得られないものであることが分かります。

そんな暴力がなくなった今、学級崩壊が起こっているのは保育士の力量に差があるからです。しかしその能力の差はなんなのでしょうか

それは子どもたちを引きつける力だと思っています。
簡単に言えば、その大人に魅力を感じ、ついていく。
そんなところですかね?

一見難しそうに感じるそんな能力ですが、これはカリスマ性やら何やらなくても簡単に身につきます。
身につけるポイントは子どもとの関わり方です。

それは、子どもとの関わりにメリハリをつけることです。
どういうことかと言うと、子どもの言うことを聞く時間と聞かない時間とをはっきりと分ける必要があります。


これはもちろんテキトーに分ければ良いわけでないです。
では、どういった場面でそれが必要かというと、遊びと生活を分けて考えてみましょう。

まずは遊びの場合。
子どもは遊びからたくさんのことを学びます。
体の面と心の面があります。

体の面
例えばひも通しで遊んでいる時これは指の指の運動になりますよね。
したがってたくさん行えば行うほど指先が器用になり、指の発達が促されます。

心の面
一見何ともないただの石を使って30分も遊んでみるなど、自分の中で何かに見立てて遊んだり、新しい遊び方を考えたりすることで、想像力や創造力など色んな力が育っています。
また、保育園では遊びを通して葛藤を経験したり我慢したりすることを覚えるでしょう。

このように、遊びはとっても遊びは子どもの成長につながる大事な活動です。
ここで注意するのは「石を拾うな」だとか、「このケンカはお前が悪いから」と大人思いを押し付け、子どもの意見を殺してしまわないことです。

遊びは表現活動でもあり、今後の人生に大きく関わるものであるので妨げるような事はあってはいけません。
(命に関わるような危険な場合とかは除きますよ?)


次に生活の場合です。
例えば、食事のマナーであったり、排泄について考えます。
これらをいつまでたっても嫌がるからと練習することをしないでいればいつまでたってもできないでしょう。

最近は座ってご飯を食べられない子なんかも多いです。
家庭で座って食事をとるということすら教えてもらっていないのです。
という事は、どんなに泣いてでも座らせて食べさせる必要があるのです。

放っておいたらいつかは座って食べられるようになる。
これは大きな間違いです。なりません。

(私たちはプロなので楽しく座って食べさせることが可能です。ただ、これは家庭で親子での場面だと思ってください。)


また、道路に出たときに早く公園に着きたいからと信号を守りたくない気持ちを認めてしまってはどうでしょうか。


このように、生活面ではルールやマナーだけではなく、食事や排泄のように生命に関わることを行う一面が多くあります。

このような生活の場面においては、自由を認めて良い場面はほとんどないでしょう。


従って、遊びは可能な限り自由に。生活は可能な限りかっちりと。
こうして子どもとの関わりにメリハリをつけたら良いのです。

子どもの思いを聞き、自由にさせてあげる時とそうでない時の区別を大人がつける。
これが大切な事ですね。

保育園でもこれが守れていないと子どもたちはだんだんと大人の話を聞かなくなっていき、その結果としてクラスが崩壊していくのです。

⚠️そして最後に大切な事をひとつ。

子どもに注意したことは、必ず自分も守ること。
そうしないと、どんなに上に書いた事を守っていても子どもは自分から離れていきます。

大人は子どもの見本になる。
これが今日の話で最も大切なところです。

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