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子どもを動かす魔法のことば

今日は久しぶりに保育園での話をしたいと思います。

保育園お迎えに行った時、遊びがうまく途切れないと

「帰りたくない」
「まだ遊びたい」

と子どもがだだをこねることってありますよね。

そういった時、皆さんならどんなふうに子どもに話しかけますか?


きっと多くの人は

「まだ遊んでいたのにごめんね」

などといった言葉をかけると思います。

子どもの気持ちに寄り添ってあげるには、謝ることも大切ですよね。

そう思いがちですが、実はこれ。

子どもに大きな不満を与える原因になっています。


どうしてなのでしょうか?

まずお迎えが来て帰らなくてはならないと、子どもは自分がやっていたことを我慢するわけです。

例えば、ブロックでカッコいいものがあと5分ぐらいで作れたとしましょう。

完成が目に見えているのにそれを今は諦めなくてはなりません。

そんな時に「ごめんね」って言われると、どんな気持ちになると思いますか?


謝られると言う事は

「悪いことをされた」
「迷惑をかけられた」

と言う気持ちになります。

つまり、

「お母さんが悪いことを自分にしてきた」
「悪い事とまでは言わなくても、謝るようなことを自分にしてきた」
「自分は嫌な思いをさせられた被害者だ」


少し難しい言葉で表現しましたが、そういった考えを知らず知らずのうちに持つようになります。


しかし、お迎えに毎日来るのは絶対に避けられないことですし、もちろん悪いことでもないです。

なので、そういった循環ができてしまっては困ります。

そうならないためにはどうしたら良いと思いますか?

どんな言葉をかけたら良いと思いますか?







正解は「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えることです。

「我慢できたね」
「来てくれてありがとう助かったよ」


先程の「ごめんね」と比べると、良いことずくめです。

「ありがとう」って伝えるのはどんな時でしょう。

相手の役に立ったり嬉しいと思ったりしたときに感謝の気持ちを述べますよね。


つまり「ごめんね」ではなく「ありがとう」
と伝えることで、お母さんの役に立ったように感じるのです。


これなら毎日お迎えの時に声をかけても大丈夫ですよね。

子どもの「私は迷惑をかけられている」という意識はなくなります。


いかがでしょうか

大人の言葉のかけ方と言うのは非常に難しいものですが、ちょっとした伝え方の違いや言葉の選び方で、子どもに与える印象は間逆になってきます。

ついつい私も考えるよりも先に口が動きそうになってしまいますが、子どもと関わる際にはよく言葉の選び方などを考えてから話すようにするのが良いかもしれませんね。

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