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兄弟ゲンカの原因って何だと思いますか?

おはようございます。ぽん先生です。

暑くなった屋外遊具に手を当て、じっと太陽と我慢比べをしている今日この頃。

子どもと公園に行った時に、一人でこっそりと周りにバレないようにやっています。

さて、今日の議題は兄弟ゲンカです。

1ヶ月ほど前の投稿と少し被るところがあると思いますので、今回はざっとまとめた感じでお話ししていきましょう。


兄弟ゲンカにはうんざり??

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兄弟のいる家庭では、兄弟ゲンカって「子育て困ったランキング」のかなり上位に入っていると思います。

保育園で見ていても、特に男同士だと激しいですよね。

それから、お兄ちゃんと妹の場合なんかもすごいと思います。

お兄ちゃんが妹をいじめるんですよね。

で、妹も負けじとものすごいやり返しにいく。

男同士とはまた違った激しさがありますね。

ちなみに私は、妹をイジメていた兄です。

でも今は仲が良いので、人間はいつでも変われます。

ところで、この兄弟ゲンカって基本的には何に原因があるか知っていますか?

実は親子のやり取りと深い関係があるのです。

一体何が原因なのか考えてみましょう。


兄弟ゲンカの原因とは!?

いよいよ本題です。

兄弟ゲンカを引き起こす原因とは一体何なのでしょうか。

それは、兄弟同士を競争させてしまっていることです。

さて、競争という言葉を聞いてピンとこない方もいることでしょう。

例えば、子どもが食事でダラダラしてなかなか食べ終わらなかったとします。

そんな時に「さぁ、どっちの方が早く食べ終わるのかな?」

こんな事を言っていませんか?

「お兄ちゃん方が早かった!!」

これは完全に競争ですよね。

でも、意外と気づかずに競争させてしまっていることもあります。

例えばこういう場面。

「もう!パジャマ着ないならお兄ちゃんにあげちゃおっと!」

これも競争なんです。

このように、子ども同士を競争させていることが、兄弟ゲンカを引き起こす原因となってしまっているのです。


競争はなぜいけない?

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なぜ、兄弟を競争させることは良くないのでしょうか。

それは、兄弟のことを敵だと認識してしまうからです。

もちろん、これがゲームとして全員が納得した上で行われるのであれば、何も問題はありません。

しかし、生活の場面において、合意のないまま勝手に親が競争の場を用意し、知らないうちに子どもたちは競争させられているわけです。

私はこれを勝手に「合意なき競争」と呼んでいます。

親が押し付けた競争は、勝者だけが親から認めてもらえる。

負けたものは実生活において立場がなくなってしまうのです。

こんなことをしていて、兄弟のケンカがなくなるはずはありませんね。

何が何でも相手に勝とうとするでしょう。自分の立場を守るためにね。

だからこそ、何でもない場面でも、譲るということが”負け”を示すことになってしまい、互いに1歩も引けないその気持ちが日常的にケンカを引き起こす事になるのです。


とにかく比較はしない

だから、兄弟を競争させなければ9割のケンカはなくなるんです。

競争させないためには、比較をしなければいい。

ただそれだけです。

でもね、比較しないとどうやって伸ばしてあげたら良いのか分からない方って、結構多いと思います。

そんな時には、過去の自分と比べてあげてください。

そうすれば、少なくとも周りの兄弟に対する敵対心は生まれませんから。

とにかく、競争ではなく協力という方向へ持っていくのが私たち大人の使命なのです。


まとめ

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今回は兄弟ゲンカの根本的な問題についてお話ししていきました。

兄弟ゲンカの1番の理由は兄弟を敵視している事であり、その原因は「合意なき競争」において、子ども同士を競争させてしまっているという事でした。

兄弟を競争させることは、非常に即効性のあるやり方です。

しかし、長期的な視点から見てみると、そのやり方は子どもたちにとって非常に悪影響が多くなります。

なぜなら、相手に勝とうとするばかりで、協力するということを体験できなくなるからです。

兄弟のケンカを収めるだけでなく、兄弟間で良い関係を築いていくためにも、競争から協力へと視野を広げて関わってみていただけたらと思います。

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