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生まれて初めて受賞

絵本テキストグランプリ

審査員特別賞を受賞しました!

先週の土曜に「入賞しました」という連絡があり、電話を切ったあと嬉しさがじわじわと滲み出てきた

そばにいた嫁さまにさっそく報告

一番喜んでもらいたい嫁さまに、あたしはその日なんども

「審査員特別賞だって」

「審査員特別賞ですって」

「審査員特別賞の者だが」

「審査員特別賞というのはですね」

「惜しむらくは賞金がないけど、審査員特別賞はたったひとりなんだって」

「今日の審査員特別賞は・・じゃなくて、今日の晩御飯は何?」

口を開けば接頭語か語尾が「審査員特別賞」になるほどしつこくその話題をしていたように記憶している

おはなちゃんがあまりにもあおいみが好きだから、ひとつ童話にしてやれと書いた作品「はなちゃんのあおいみ」

あたしは生まれてこの方、賞というものにはかすりもしなかったけど、生まれて初めての受賞がこの作品であるのがとても嬉しい

おはなちゃんのおかげ

なにより嬉しかったのは嫁さまの実家に行った時に、嫁さまのお母さまが、

「おめでとーう!すごいことよ、ものすごいことよ!」

と手を叩いて祝福してくれたこと

すんごい嬉しかった

もんのすんごい嬉しかった

こんなにも嬉しいなんて
こんなにも喜んでもらえるなんて

ようやっと一歩、これでちょっと、自信という足あとがついた

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