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クレデンザ1926 × 78rpmの邂逅

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1926年製「ヴィクトローラ・クレデンザ」。この“蓄音機の王様”で78rpm(SP盤)を再生。その動画と連動し、大切にしたいクラシック音楽の魅力に迫ります。
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前回、同時代にベルリン・フィルハーモニカーの首席チェロ奏者だったアーノルド・フォルデジー…

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クレデンザ1926×78rpmの邂逅 #120~ヴァンデ・トゥオレク『カナリー』

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トッシャ・ザイデル(Toscha Seidel/оша Зайдель, 1899年11月17日 - 1962年11月15日…

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クレデンザ1926×78rpmの邂逅 #118~ジェルメーヌ・セルネイ『ソルヴェイグの歌』(19…

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3か月前
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クレデンザ1926×78rpmの邂逅#115~オットー・クレンペラー『コリオラン』(1927)

だいぶさぼってました1926年製のクレデンザ蓄音機で78rpm(SP盤)を再生した動画とともに、その音盤や演奏家、それが録音された時代と音楽や演奏家との関係を綴っていくこのシリーズ。 4月にカフェ開業というセカンド・キャリア&ライフのスタートを切ってからというもの、動画はインスタを中心に上げてはいたのだが、「note」と連動してYouTubeに全曲動画を上げる、といったひと手間がなかなかかけられなくなってしまった。 ただ、そういう言い訳をずっと言っているわけにもいかず、少

アルザス、フランスとドイツの狭間に

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10か月前
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クレデンザ1926×78rpmの邂逅 #114~レオ・ブレッヒ ハイドン『交響曲第94番 ト長調 …

レオ・ブレッヒ レオ・ブレッヒ(Leo Blech, 1871年4月21日 アーヘン - 1958年8月25日 ベルリ…

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1年前
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クレデンザ1926×78rpmの邂逅 #113~アルトゥール・ロジンスキ R.シュトラウス『英雄…

アルトゥール・ロジンスキ アルトゥール・ロジンスキ(Artur Rodziński, 1892年1月1日 -…

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クレデンザ1926×78rpmの邂逅 #112~フリッツ・レーマン/ベルリン・フィルハーモニー…

フリッツ・レーマン? よほどのクラシック音楽マニアでなければ、”フリッツ・レーマン”と言…

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クレデンザ1926×78rpmの邂逅 #111~フェルナン・ウーブラドゥ モーツァルト『ファゴ…

前回、アーチー・カムデンのソロによるモーツァルト『ファゴット協奏曲』世界初録音盤(1926年…

Bach Kantaten
1年前
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クレデンザ1926×78rpmの邂逅 #110~アーチー・カムデン モーツァルト『ファゴット協奏曲 変ロ長調 K.191』(1926)

モーツァルトの『ファゴット協奏曲 変ロ長調 K.191』が好きだ。 時期的にはヴァイオリン協奏曲諸作と同じ頃、1774年6月4日にザルツブルクで完成しており、モーツァルト18歳の作品だ。 フランス風のギャラントな様式で書かれ、優雅でありながらファゴットの特徴でもある音の跳躍やハイ・バリトンを思わせる柔和で豊かな音、そして何処か飄々とした曲である。 晩年の作『クラリネット協奏曲』とカップリングされることも多く、結果的に多くの音盤がこれまでリリースされてきた。 ウィーン流派の