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ピアノふにゃふにゃHMV-102と女声ドイツ・リートの旅

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ポータブル型蓄音機の最高峰と言われるHMV-102。 そのブルー・カラーをお手頃価格で手にしたものの、何故かピアノや弦楽器の音がふにゃふにゃとふらつき・・・。 ゼンマイもモーター… もっと読む
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記事一覧

エレナ・ゲルハルト シューベルト『音楽に寄せて』(1924)

HMV-102と女声ドイツ・リートの旅。 旧吹き込み時代から電気録音時代に渡り、「ドイツ・リー…

マルグリット・ピフトー ブラームス『日曜日』『甲斐なきセレナーデ』

HMV-102と女声ドイツ・リートの旅。 今回はちょっと変化球。 フランスのメゾ・ソプラノ、マル…

エルネスティーネ・シューマン=ハインク ブラームス『子守歌』(1906)

エルネスティーネ・シューマン=ハインク(Ernestine Schumann-Heink, 1861年6月15日 - 1936年…

ロッテ・レーマン ブラームス『日曜日』(1941)

「HMV-102と女声ドイツ・リートの旅」。 このターンテーブル動画シリーズは一応、東京・神田神…

マリアン・アンダーソン シューベルト『死と乙女』(1936)

マリアン・アンダーソン(Marian Anderson, 1897年2月27日 - 1993年4月8日)。 20世紀中盤の…

ロッテ・レーマン R.シュトラウス『献呈』(1941)

ロッテ・レーマン(Lotte Lehmann, 1888-1976)は、1941年夏、6月~8月にかけてドイツ・リート…

フローラ・ニールセン ヴォルフ『明け方に』(1949)

フローラ・ニールセンは 1900 年にカナダのバンクーバー島で生まれ、1歳の時に家族とともにイギリスに移住したメゾ・ソプラノ。 ロンドン王立音楽大学で声楽を学び、最初はソプラノだったが、数年後メゾ・ソプラノに転向した。 彼女についてはあまり資料が残されていないが、HMVにはこのヴォルフの『明け方に』(裏面は『この棕櫚の樹々のあたりに浮かぶあなたがた』)のほかに、シューマンを収めた1枚、シューベルトを収めた1枚(すべてピアノはジェラルド・ムーア)が少なくとも録音されている。

ロッテ・レーマン ブラームス『五月の夜』(1941)

生まれ月であり、緑色が好きな人間として、やっぱり5月はいい季節だなぁ、といつも思っている…

ジーグリット・オネーギン(アルト) シューベルト『君はわが憩い』(1929)

シグリッド・オネーギン(Sigrid Onégin、1889年6月1日 - 1943年6月16日)は、第二次世界大戦…

イルムガルト・ゼーフリート モーツァルト『夢に見た姿』K.530(1950)

SPレコード最終期(LPレコードの生産は既に始まっていた)1950年11月18日にロンドンでレコーデ…

セルマ・クルツ『眠りの精』(1925)

ウィーン国立歌劇場総監督だったグスタフ・マーラーがその声を気に入り、自分の配下に置き(更…

エリーザベト・ヘンゲン『ヴェーゼンドンク歌曲集』(ワーグナー)より『天使』(1947…

ワーグナーのパトロンだったオットー・ヴェーゼンドンクの婦人、マティルデの詞にワーグナーが…

フリーダ・ヘンペル シューベルト『どこに?』(「美しき水車小屋の娘」より)(1922…

フリーダ・ヘンペル(Frieda Henpel, 26 June 1885 – 7 October 1955)はドイツ出身のコロラト…

エミー・ベッテンドルフ シューマン『女の愛と生涯』より(1926)

エミー・ベッテンドルフ(Emmy Bettendorf, 1895年7月16日 - 1963年10月20日)は、ドイツ・フランクフルト出身のソプラノ歌手。 年齢的にはロッテ・レーマンより7歳年下だが世代的には同じで、しかも1920年代、ベルリンをホームに活躍していたという点、レパートリーの点でもレーマンと共通するところが多い。レコーディングとともにパーロフォンに行っている。 ただ、ベッテンドルフは病気がちで歌劇場への出演は1928年で終えており、その後はコンサートとレコード