哲学するドラえもん
子どもの頃に見た、21世紀の様子が描かれた本。
そこには胸躍る未来が詰まっていた。
しかし、21世紀を向かえてみて
一番現実味がありそうだったリニアモーターカーですら
未だ実験段階だ…。
先日実家で荷物整理をしていた時のこと。
古~いビデオを発見。黄味がかった背のラベルには
解読不能な字で「……もん」と。
おお…お腹にポケットを付けたアイツだな…。
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ドラえもんを知らない日本人は、少ないだろう。
いや、いるんだろうか。そんな人。
あの必殺のポケットから繰り出される秘密道具は、
何歳になっても「いいなぁ」と思ってしまう。
昔のドラえもんのオープニングは
「あんなこといいな できたらいいな♪」
ってフレーズだったことを、うちの子どもたちは知らない。
昭和を象徴する歌で
まさに究極の希望だ。
子どもも大人もひっくるめて、
ドラえもんを羨望のまなざしで見ているっていう時代が
私の昭和のイメージ。
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今でこそスマホは万能ツールなんだが
ある意味「ドラえもん」だ。
GPSあり、顔認証あり、決済機能あり…。
最近、「携帯電話」ってフレーズもあまり聞かなくなってきている。
携帯する電話ではなく「電話機能付きドラえもん」と
名称を変えてもイイくらい多機能だ。
スマートフォンはとても身近な場所から、
ダイレクトに「進化」という希望を私たちに与えてくれている。
きっと開発しているエンジニアは
「こんな機能、どうだろう?」ってな感じで
作ってるんだろう。
明日のためには、何をどうすれば…
それは、何処で何をしていてもぶつかる問題。
目的を達成するにはどうしたらいいんだろう?
と悩みつつも
「できたらいいな」と希望を抱いて
未来に向かって一歩踏み出す。
そんな姿勢。
何歳になってもドラえもんが好きなのは、
その変わらない問題の答えが
アニメーションの中にあるように感じるからだろう。
ごま吉
たしかな満足を(´ε` )