あいひん

清貧とWeb3のハイブリッドを目指して生活中。寂しがりやのひとり好き。薬物依存症者の自…

あいひん

清貧とWeb3のハイブリッドを目指して生活中。寂しがりやのひとり好き。薬物依存症者の自助グループNAメンバー(11年目)。薬物依存を克服した回顧録と🍄キノコを食べてダウンロードした「叡智」を綴ります✍️アイコン画像はshino氏の「雷雨決行」

マガジン

  • Truth Seeker

    上級者用

  • 今日だけ

    NAのワークブック「今日だけ」のアンサーダイヤリー(回顧録)

  • 内観療法

    過去の経験や体験を見つめ直し、自己の再発見とともに、生きる喜びに変える気づきと学び。

  • 意識

    知的世界は不完全性定理へ 自然界は不確定性原理へ

  • 未来予測

    過去のパターンを知ることは、将来の計画を見通すのに役立つ。時代の変化を望むのであれば、過去の傾向を批判するのではなく、冷静に分析し、理解する必要がある。

記事一覧

固定された記事

ヤヌスの鏡 番外編(口座管理法とマイナンバー・ロードマップ)

オープニング 残念ながら、日本がデジタル後進国であることは事実です。今後の日本の発展のためにDX化やデジタル化は必要だと考えています。  しかし、デジタル化がもた…

300
あいひん
2か月前
101

失われた古代文明の痕跡Part4

オープニング 教科書や聖書をベースにした歴史観では、アトランティス文明の存在をうかがい知ることができないですが、刷り込まれた教育を放り投げるとアトランティス文明…

500
あいひん
2日前
22

対人関係

 一番つらいことは、自分の生き方を貫き通すために、自分の行動の結果を考えなかったために巻き込まんでしまった人たちがいることだ。しかし、他者を傷つけずに生きていく…

あいひん
9日前
19

失われた古代文明の痕跡Part3

オープニング 過去記事『失われた古代文明の痕跡Part1.2』で「沖ノ島」と「クレタ島」の相関関係について触れてきましたが、いよいよ「アトランティス文明」を追っていき…

あいひん
2週間前
55

寛容

 24歳のときから保険代理店を経営していたので、常に自分の能力と行動で問題を解決することを求められていた。また、自分で解決した方が良い結果が得られるという驕りもあ…

あいひん
3週間前
33

知識と経験の発酵作業

老子第三十三章現代語訳  他の選択肢があったのに、なぜ薬物依存症回復施設で集団生活を送ることを選んだのかというと、私は他者の欺瞞や社会の矛盾をいち早く捉えること…

あいひん
1か月前
42

信じる心を失わない

 信念は、逆境や試練といった感情的・身体的危機の際に、自分がどう考え、何を感じるかを、普段より詳しく観察することで確認する必要がある。  そのときに有効な時間と…

あいひん
1か月前
27

同時存在

 今回は、薬物依存症回復支援施設に入寮して約2年経過した時、「ニュースレター」として投稿した記事です。  前回は入寮後、1週間も経たずに『iが姿をアラワす』を投稿…

あいひん
1か月前
29

to be "ONE"Part4(仮面と影の世界)

オープニング 『to be "ONE"Part1』では「心=宇宙」、『to be "ONE"Part2』では「実存」、『to be "ONE"Part3』では「自我」、そして今回、第4の意識領域である「仮面」…

500
あいひん
1か月前
29

感情と向き合う

 怒りや憎しみの感情が沸き起こるのは、自分が弱く、能力や精神力が足りないせいだと考えていた。さらに、思考は怒りや憎しみを正当化し、正当化するために働いていた。 …

あいひん
2か月前
35

to be "ONE"外伝(関係性の織物)

コズミック・ウェブ人類の歴史や進化を振り返ってみると、特に現代において、私たちが自らの幻想や欲望から抜け出せないのは明らかであり、市場の力がそうさせるように働…

あいひん
2か月前
70

わたしから始まりますように

アダルトチルドレンとは 「アダルトチルドレン」という背景には、社会の急激な変化、家族構造の変容、過度のストレス社会など、複雑な要因が関係していることが指摘されて…

あいひん
2か月前
60

静かな時間

 いつも頭の中で考えてばかりで、静かな時間があるのかと思うほどだった。このところ落ち込んでいた。耳を澄ます時間がなかったら、きっとまたごまかしていただろう。しか…

あいひん
2か月前
17

to be "ONE"Part3(自我の世界:表象と概念)

オープニング 『to be "ONE"Part1』では「心=宇宙」、『to be "ONE"Part2』では「実存」と、意識の中でも「人生の修行」のようなテーマから取り上げたので、困惑された方…

500
あいひん
3か月前
45

ゆらぎ

老子第十八章現代語訳 社会において 平和が議論されるほど 本当は平和ではない 戦争について 議論がされているうちは まだ平和なのだ 男女平等 という声が上がる間は …

あいひん
3か月前
30

 今朝の出来事だ。別の所轄の入寮者が施設を飛び出し、そのまま自ら命を絶ったと聞いた。施設から逃げたり、警察に捕まったりする仲間の話はよく聞くし、入寮後に誰かが亡…

あいひん
3か月前
33
ヤヌスの鏡 番外編(口座管理法とマイナンバー・ロードマップ)

ヤヌスの鏡 番外編(口座管理法とマイナンバー・ロードマップ)

オープニング 残念ながら、日本がデジタル後進国であることは事実です。今後の日本の発展のためにDX化やデジタル化は必要だと考えています。

 しかし、デジタル化がもたらす利便性よりも権力の中央集権化が進み、半ば強制的に監視・管理社会に進展する可能性もあります。

 私がマイナンバーカードのデジタルID化や政府による情報の一元化に反対するのは「マイナンバーの利活用拡大に向けたロードマップ」の12ページ

もっとみる
失われた古代文明の痕跡Part4

失われた古代文明の痕跡Part4

オープニング 教科書や聖書をベースにした歴史観では、アトランティス文明の存在をうかがい知ることができないですが、刷り込まれた教育を放り投げるとアトランティス文明の存在が現実味を帯びてくると思います。

 今回、日本とアトランティス文明の関係とPart1〜3の伏線を回収していくので、各パートの伏線をおさらいします。

Part1の伏線

「この石が、この海の世界をつくったのですか」

Part2の伏

もっとみる
対人関係

対人関係

 一番つらいことは、自分の生き方を貫き通すために、自分の行動の結果を考えなかったために巻き込まんでしまった人たちがいることだ。しかし、他者を傷つけずに生きていくのはとても難しい。

 過去を振り返れば、私たちは何度も同じ過ちを繰り返してきた。そのことを肝に銘じ、思い出にするのではなく、情緒不安定な面が出てきたときのアンカーとして、記憶の片隅に留めておく必要がある。

 何のためにそうするのか?過去

もっとみる
失われた古代文明の痕跡Part3

失われた古代文明の痕跡Part3


オープニング 過去記事『失われた古代文明の痕跡Part1.2』で「沖ノ島」と「クレタ島」の相関関係について触れてきましたが、いよいよ「アトランティス文明」を追っていきたいと思います。

 今回、「沖ノ島」と「クレタ島」の伏線も回収するので、過去記事をチェックしていただけたらと思います。

アトランティスの歴史 アトランティス王家はポセイドンの末裔でしたが、人間と混血になるにつれ堕落してしまいまし

もっとみる
寛容

寛容

 24歳のときから保険代理店を経営していたので、常に自分の能力と行動で問題を解決することを求められていた。また、自分で解決した方が良い結果が得られるという驕りもあった。

 今までの生き方を振り返ってみると、好奇心旺盛でお節介なところがあり、それをセールスポイントにして仕事をしていたが、見直す必要性を感じた。それが生きにくさにもつながっていたからだ。

 他人の評価を自分の成果や報酬として受け止め

もっとみる
知識と経験の発酵作業

知識と経験の発酵作業

老子第三十三章現代語訳

 他の選択肢があったのに、なぜ薬物依存症回復施設で集団生活を送ることを選んだのかというと、私は他者の欺瞞や社会の矛盾をいち早く捉えることができるという長所を持つ独特の感性のために常にストレスを感じていることが多いのですが、その反面、自分自身が社会や他者と同じ矛盾を持ちうることを理解したり受け入れたりすることができず、薬物を使用して自分を誤魔化し続けたという過去があります。

もっとみる
信じる心を失わない

信じる心を失わない

 信念は、逆境や試練といった感情的・身体的危機の際に、自分がどう考え、何を感じるかを、普段より詳しく観察することで確認する必要がある。

 そのときに有効な時間とオープンマインドを持つためには、できるだけ自分に余裕を持つことが解決への道だとわかっていても、そこにジレンマを感じることがある。

 望まない状況や結果を目の当たりにすると自己否定や自己卑下に陥り、その過程で自己否定が私を際限なく駆り立て

もっとみる
同時存在

同時存在

 今回は、薬物依存症回復支援施設に入寮して約2年経過した時、「ニュースレター」として投稿した記事です。

 前回は入寮後、1週間も経たずに『iが姿をアラワす』を投稿することになり、私が「医療観察法」の処遇を受ける経緯や過去の生き方を綴りました。

 2013年4月に傷害事件を起こし、2015年5月に司法病棟を退院後、施設に入寮しながら通院処遇を受けることになった。入院中に自助グループのミーティング

もっとみる
to be "ONE"Part4(仮面と影の世界)

to be "ONE"Part4(仮面と影の世界)

オープニング 『to be "ONE"Part1』では「心=宇宙」、『to be "ONE"Part2』では「実存」、『to be "ONE"Part3』では「自我」、そして今回、第4の意識領域である「仮面」の世界を取り上げます。

 ↑の画像のとおり、「仮面の世界」での意識の幅は非常に短く、視野の狭さとストレスの多い意識状態を示しています。特に現代社会は「自我」と「仮面」の世界で暮らす方が多いと

もっとみる
感情と向き合う

感情と向き合う

 怒りや憎しみの感情が沸き起こるのは、自分が弱く、能力や精神力が足りないせいだと考えていた。さらに、思考は怒りや憎しみを正当化し、正当化するために働いていた。

 どこかでそれは分かっていたのだが、自分の都合のいいように解釈していたように思う。その過程で感じた悲しみや虚しさの世界にも浸っていたのかもしれない。

 だからこそ、自分の心の闇から目を背けず、観察することを怠ってはならない。ようやく、自

もっとみる
to be "ONE"外伝(関係性の織物)

to be "ONE"外伝(関係性の織物)


コズミック・ウェブ人類の歴史や進化を振り返ってみると、特に現代において、私たちが自らの幻想や欲望から抜け出せないのは明らかであり、市場の力がそうさせるように働いているのも事実です。

 1999年に放送された『エンデの遺言』が大きな注目を集め、さまざまな地域通貨が誕生し、最盛期には日本国内で約600種類の地域通貨が発行されています。

 現在「円安=法定通貨の価値毀損」により、国内経済が苦境に立

もっとみる
わたしから始まりますように

わたしから始まりますように

アダルトチルドレンとは 「アダルトチルドレン」という背景には、社会の急激な変化、家族構造の変容、過度のストレス社会など、複雑な要因が関係していることが指摘されています。

 アダルトチルドレンという言葉はアメリカで使われ始めました。身体的・精神的虐待やネグレクト、親のアルコール依存など、問題のある家庭環境で育ったことに起因する様々な心理的問題を指すのですが、必ずしも明確な診断基準があるわけではなく

もっとみる
静かな時間

静かな時間

 いつも頭の中で考えてばかりで、静かな時間があるのかと思うほどだった。このところ落ち込んでいた。耳を澄ます時間がなかったら、きっとまたごまかしていただろう。しかし、過去を振り返れば良くなったほうだ。

 そしてしばらくすると、深く傷ついていたことを痛感する。いつも後から気づくので、油断すると虚無感に飲み込まれそうになる。

 集団生活の中で孤独を感じることもなく、つらい状況もないのだが、どこかで何

もっとみる
to be "ONE"Part3(自我の世界:表象と概念)

to be "ONE"Part3(自我の世界:表象と概念)

オープニング 『to be "ONE"Part1』では「心=宇宙」、『to be "ONE"Part2』では「実存」と、意識の中でも「人生の修行」のようなテーマから取り上げたので、困惑された方も多いと思います。

 インテグラル思想の提唱者であるケン・ウィルバーは「人間の意識は『境界』を設定し、「自己」と「他」を区分することで、自我意識を明確にしようとする傾向がある」と指摘しています。

 上の階

もっとみる
ゆらぎ

ゆらぎ


老子第十八章現代語訳

社会において
平和が議論されるほど
本当は平和ではない

戦争について
議論がされているうちは
まだ平和なのだ

男女平等
という声が上がる間は
まだ平等ではない

裕福さを他人に誇る間は
その人の心が寂しく貧乏なのだ

自分は悟ったと
自称する人間ほど
まだ悟ってはいない

 最近の出来事を振り返ると、自分が感傷的になっている理由を知る機会に恵まれていることに気づきまし

もっとみる
壁

 今朝の出来事だ。別の所轄の入寮者が施設を飛び出し、そのまま自ら命を絶ったと聞いた。施設から逃げたり、警察に捕まったりする仲間の話はよく聞くし、入寮後に誰かが亡くなったのは初めてではないが、このような形で起きたのは初めてだった。

 この人とは前日のイベントで会ったが、話しかけはしなかった。その人はとても警戒心が強くて近寄りがたかっただけでなく、独特な風貌だったので私は彼を受け入れるのに苦労した。

もっとみる