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【祝】八房先生、1才になる!!

昨年3月8日、リキと浜辺を散歩中に発見し保護した、犬の八房やつふさ先生が1年後の本日を以て1才になりました!!

誕生日目前の6日夜、風呂に入れられこざっぱりした八房先生。
写真は翌朝7日に撮影したもの

以前のしぶきの記事にも書いたのですが、本来なら八房は1才3,4か月。
けれどサバ読み1才として、「正式に」本日を以て1才となりました!
(理由はコチラのしぶきの記事参照☆彡)

別マガジンに、これまで保護した子たちの経緯を順番に綴っていますが、八房のエピソードはまだ登場してはいません。
実はとっくの昔に書きあがっているのですが、他の記事の投稿タイミングなどもありUPが追い付いていないのです(苦笑)
最初に里親となったリキから、現在で10匹目となるしぶきまでをなぞった記事の中に、八房を保護したときの話があります。

上記の記事内にあるように、発見時の八房は食べるものが無く砂利を食べていました。
まだUPしていない八房の保護エピソードのネタバレになりますが、それ以外にも保護してから様子を観察するうちに、彼がトラウマを抱えた犬であること・その反応の傾向から「彼が捨てられる前に置かれていた環境」もある程度推察が出来ています。

それについては今後、「リキ~9つの命を繋いだ運命の犬~」マガジンで保護した順番通りにUPしていきます。
現在、リキマガジンでは琥珀を保護したところで話が止まっています。
琥珀は第5走者。八房は第9走者なので、他の子たちの保護エピソードを含め、八房のエピソードが登場した際には是非目を通していただけると嬉しく思います(*‘ω‘ *)

愛情をたくさんもらい、生きていくうえで大切な振る舞いを身に着けるはずだった子犬時代が「失われていた」八房。
それゆえに、通常なら見せるはずがない反応を見せたり、そのために本人がパニックになったりすることも未だにあります。

しかし八房は、そんなトラウマを抱えながらも心の優しさを失わなかった強い犬です。
生まれたばかりのしぶきを見つけたのは八房。
その優れた嗅覚で数十メートル先からしぶきの存在をキャッチし、そこへ力強くわたしを誘導し、強靭なあごと牙を持つ口を使ってしぶきを無傷で地面から拾い上げ、わたしに渡してくれた犬です。

わたしの「しぶき本」にも述べていますが、八房がしぶきを「獲物」とみなしていたならば、「拾い上げる」ではなく「噛みついて」いたでしょう。
八房のひと噛みで、しぶきは容易く命を落としていたでしょう。
彼はしぶきを見つけた時、彼自身の判断で「守ること」を選択しました。

自分が見つけて助けた子という自覚が強いのか、
保護してからもしぶきにベッタリだった八房

わたしが彼に出した指示は、彼が拾い上げたしぶきを「渡せ」というコマンドだけ。その指示が出されるより先に、八房がしぶきを殺すことは簡単だったはずです。八房が口を少し閉じるだけで、口内のしぶきは死んでいたか、もしくは死に至る負傷を負ったはずです。
八房は、「この生き物をくわえた口を少しでも閉じれば、この子を傷つける」とちゃんとわかっていました。
彼がした行為は、「発見し」「拾い上げ」「渡す」という3つだけでした。

このことから、八房はしぶきを「これは獲物ではない、守る存在だ」と自己判断していたことが解ります。

八房は今も、自分の抱えるトラウマ・恐怖を他者にぶつけることで解消するのではなく、「関わっていく」ことで克服しようとしています。
子犬時代がほぼ無かったと推察される八房、そんな彼にとって「犬の先輩であるリキがいて、自分が助けた猫であるしぶき、そして先住猫がいる」今の環境は、彼の「失われた子犬時代」を形成していくうえでとても有用となっています。

自分と同じ種族であるリキからは「犬としての知恵や行動」を学び、他種族である猫たちからは「ここまではOK、これ以上は嫌がられる」という距離感などを学んでいます。

まだまだ1才(実年齢は1才そこそこw)の八房、体が充分に形成された今から4才辺りまでが、犬として最高に脂の乗る時期です!!

犬として与えられた身体能力を存分に発揮し、輝く姿を見せてくれるでしょう!!
1才おめでとう、八房!!!
今日の夜はリキが誕生日の時に食べた、鹿肉ミンチのハンバーグを作ってあげるからね!!

ハッピーバースデー!八房!!

今朝の散歩時の八房。
いい笑顔です!!
すっかり立派な、とても犬らしい体格になった八房。
これから犬として脂の乗った、
華々しい日々がスタートです


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