会陰切開という恐怖

2020年6月29日 17:55

今回は出産を控える妊婦さんたちの恐怖、
そう！！！会陰切開についてです。

おまたをハサミでチョッキン！
なんて想像しただけでも死ぬほど痛いです。
拷問ですか？

ですがタイトルの通り、
出産前に母に会陰切開について聞いたところ、

「切られたこともさけたこともあるけど、
ぜーんぜん痛くなかったよ！大丈夫大丈夫！！」

と、余裕の回答。

それでもビビリな私は、会陰切開が必要ないよう、
オイルパック＆会陰マッサージを毎日頑張っておりました。

そしていざ、出産！！
陣痛が激しくなる中、呻き声を上げつつ、
「会陰切りますか！？切れそうですか！？」
としつこく助産師さんに訪ねるわたし。

「結構のびるから切らなくてもいけるかもよ〜！」
とのお言葉に安堵。

そしてついに子宮口全開！！！

いきむ！

本当に、一生出ないんじゃないかと思いました。
どうも、わたしのいきみ方が下手くそだったようで、
ああしろこうしろと色々指導されて、
やっとちゃんといきめるようになったことには、
わたしの足はガックガク。
生まれたての小鹿よりもガックガク。

陣痛の波がおさまったタイミングで、
「もんで！足もんで！！！」
と助産師さんの仕事を増やす始末。

ああこりゃこの人もう体力も限界だな、と
見限られたのか、
「会陰切開しちゃってもいいですか？」と先生。

あれだけ会陰切開を恐れて拒んでいたわたし。
返答は勿論、

もう怖いとかどうでもよかったです。
この苦しみから逃れられるなら
ザックザク切ってくれと心底思いました。

そしてすぐにサクッと切られるのかと思いきや、
なんと麻酔をすると言うではないですか！

ありがたやーー！！
未だに注射の時に太腿を強くつねって痛みを紛らわしているほど痛がりなわたしには願ってもない展開でした。

「歯の治療の時の注射みたいな感じですよ」
とのことで、
それならなんとか耐えられる！とガッツポーズ。

まあ実際、歯の治療のときよりは痛かったけどね。
普通に叫んだけどね。
痛いよ。

でも麻酔のおかげで会陰切開自体は
ほとんど痛くない、というかいつ切った？？
という感じでした！！
ありがたやーーーーーー。

そして無事出産を終えました。

はぁーーー解放されたー！
生まれたー！
可愛いー！疲れたー！

と、やり切った感に包まれるわたし。

まだ全然終わってません。

「会陰切開したところ、ぬいますね！」

なぬ？縫うの？そうなの？
まぁでも麻酔したばっかりやしそんな痛くな・・・

ぇええええー！！！
今人生最大の大仕事終えたばっかりなのに！
人生で一番痛い思いしたばっかりなのに！？

「ぁあああぁああああいたいいぃぃいいいいいい！！！！！！！」
と叫ぶわたしに、
「はい、足ちゃんと開いてね、
足ちゃんと開かないと終わらないし傷口きれいに治らないよ。」
と冷静なお医者様・・・

しかも研修医に縫い方のレクチャーしてはるわこの人・・・
でも研修医にレクチャーするってことはまぁ腕のいいお医者様に違いない・・・
きっとそうだ・・・

と冷静に観察しつつも叫び続けました。

会陰切開ね、たしかにそんなに痛くないよ。
陣痛ほどは。

でも縫うのめちゃくちゃ痛い。
死ぬほど繊細な布になった気分。

これちゃんと教えといて欲しかった・・・
なんの覚悟もなく挑んだわたしは打ちのめされたのでした。

まだまだ戦いは終わらないのでした・・・