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SIGMA fpを買うまで

ついにSIGMA fpを購入しました。

SIGMA fpは私にとって初めてのレンズ交換式のカメラです。決して安い買い物でもないので気が狂うんじゃないかというくらい悩んで、それでも欲しくて手に入れました。結論から言うと本当にいい買い物で、普段の生活が楽しいです。

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写真を撮るのももちろん楽しいですが、カメラに興味を持つ→写真の良さがわかる→実際にSIGMA fpを買うというプロセスもここ数年で一番楽しくて思い出に残っています。買うきっかけの一つが例のマガジンだったので、私も文章化してnoteで共有したいと思います。

具体的には大きく3トピック

①SIGMA fpを知るきっかけ
②写真が好きになるまで
③最終的にSIGMA fpを買った理由
 +短めのファーストインプレッション

この記事でSIGMA fpや写真を好きになるきっかけになってくれたら嬉しいです
興味のある方は是非どうぞ。

fpの写真と二章の写真以外はSIGMA fpでとった写真です。

 fpを知ったきっかけ|「SIGMA fpが欲しくなるマガジン」

fpを知ったきっかけは安藤剛さんの記事、というかツイートだった気がします。当時はカメラに興味がなかったの私ですが、デザインに一目惚れしました。

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無駄な装飾がなく、シンプルなデザイン、めちゃくちゃコンパクトでかわいい。

そんな、とても小さいカメラなのに —今思えばサイズを性能と紐づけるのも違う気がしてきますが— 作例を見てギャップに驚きました。特にティールアンドオレンジの表現が好きで惹かれた記憶があります。

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解像度が高くてどの写真も綺麗だし、さらに映画好きの自分にとってはシネスコ(21:9のアスペクト比)も印象的でした。ちなみにここまでの写真は全部21:9です。

21:9のアスペクト比は映画でよく使われる比率です。実際映画監督の石田祐康さん(ペンギンハイウェイを観てからファン)の記事でもで紹介されているのですが、どれも好きです。

当時は学生だったので予算的にfpを買うという発想にはなりませんでした。それでも、社会人になってからも一年以上、どこか頭の片隅にあって最終的に購入したので強烈な第一印象だったのだと思います。

ちょっと本題から外れますが、作った会社がSIGMAであることも驚きでした。というのも、SIGMAは2019年の春の就職説明会の時に人事の方と一度お話をする機会があったからです。「ウチは上場してないこともあって、割と自由にものづくりができるので楽しいですよ」という説明を伺ったことがあります。非上場を押してくる会社は多分SIGMAだけで、印象に残ってました。

雰囲気が良さそうで面白そうな会社だな〜と思いつつ、当時はカメラもレンズも興味がなかったので応募もしなかったのですが、就活前にfpを知っていたらちょっと違う人生になっていたかもしれないと思ったりしてます。

写真を好きになるまで|前のメインカメラはiPhone 12 Pro Max

社会人になって本格的にカメラの購入を考え始めたのは昨年10月あたり、noteや先月始めたブログなどネット上で発信活動をしようと考えた頃でした。私は他の人の文章を読む時に内容が良くてもブログの写真が綺麗じゃないと読む気が失せてしまうので、発信する側になるのなら写真に拘りたかったからです。

この時候補に上がったのは勿論SIGMA fpですが、一旦ステイしてiPhone 12 Pro Maxを購入しました。理由は大きく二つで

①カメラ単機能に20万円以上払って写真にハマらなかったらどうしようと思ったこと(カメラは買ったことがなかったし、そこまで写真を撮る習慣もなかったので)

②友人に相談したらSIGMA fp手ぶれ補正とかバリアングルとか便利な機能がないから、初心者向きじゃないんじゃないかも?とアドバイスを受けたこと

②はある程度fpについて調べて、カメラについてもある程度知識がついた今となっては「その通りだけどそうじゃない」とは思うのですが、①に関しては一般的な発想じゃないかと思います。写真単機能でiPhoneの倍くらいするし、なかなか初めてだと勇気は出なくないですか?

最近でこそ「28-70mm f2.8のズームレンズ11万か買ってもいいな」となっている自分がいるのですが、冷静に考えると安くはないですよね。

そこで昨年11月に発表されたiPhone 12 Pro Maxを購入しました。12 Pro Maxを購入したのは、iPhoneの中でも最高のカメラを持っているからです。これで写真撮ることにハマるかどうか見定めてカメラを買うかどうか判断しようという考えました。最悪ハマらなくてもスマホとして使えばいいし。

iPhone 12 Pro Maxを使ってnoteの「買って良かったもの」に載せる用の物撮りをしたり、年末の帰省の際は多くの写真を撮りましたが、「これはどう撮ろうか」と考えるのは結構楽しくてどんどんハマりました。

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思い返すとこんな感じで段階を踏んだのはよかったと思います。というのも、最近のiPhoneは超広角・広角・中望遠の三つのレンズがついているので、画角を変えることの楽しさがわかるし、f値を変えたときにどういう写真ができるかのイメージも理解できる。

写真を撮るようになってからちょっと違う道を敢えて選んだり、加えて、普段の何気ないシーンを撮るようになってから、それまでだったら忘れてしまっていたような些細なことも思い返せるようになって日常をもっと楽しめるようになった気がします。

あともう一つ良かったと思うのが、写真を見返すことでこまめに過去を振り返るようになったことです。以下にあげる写真の中には帰省の際に撮ったものもあるのですが、やっぱり日記で文章として残すということ以上に色濃く記憶が蘇る気がします。

iPhone 12 Pro Maxで撮ったお気に入りの写真もいくつか載せます。
本当に綺麗に撮れるので、SIGMA fpを買うまではめちゃくちゃ撮ってました。

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SIGMA fpを選んだ理由

こんな感じで素人目にはいい写真が撮れて満足していて暫くはiPhoneでもいいかもと考えていたのですが、思いのほか早く購入しました。

一つのきっかけは山木CEOのfpの発表プレゼンを見たことです。それまではデザインや作例を見て直感的に好きという感じだったのですが、開発コンセプトを知ってより好きになりました。

簡潔に感想を言うと、「SIGMA fpは今ままでのカメラの単純な延長ではないんだ」ということ。スペックの競争とかそういうもので生まれたものではなくて、今の時代に本当に必要なカメラを作るという気概を感じました。

この頃から、「欲しい」なんていう生やさしいものではなく「買わねばならぬ」と変わった気がします。もちろん義務ではないのだけれど、自分もエンジニアなので作り手として感動しました。

One more thing...で始まって、スマホ・レンズ交換式カメラ・シネマカメラの三つを融合させたカメラを紹介するっいうのってスティーブ・ジョブズのiPhoneのプレゼンのオマージュな気がするんだけど、どうなんだろう。

もう一つのきっかけは、これもYoutubeなのですが写真家の大門美奈さんと山木CEOの対談動画を観たこと。

日常スナップの楽しみ方というタイトルの通り、弁当の写真や大門さんが飼われている猫の写真が紹介されているのですが、「こんなに高いクオリティで日常を記録できるのっていいな」と感じました。

ちょうどこの動画を観た時期が、2回目の緊急事態宣言が始まって間もなかったこともあり再びエネルギーが自分の身の回りに向かった頃でした。

それもあってSIGMA fpを買ってもっと日常を楽しむのもありなのかも、
もう写真が趣味なっているし先延ばしにする必要もないな

という風な考えにいたり自分を納得させて購入しました。それでも高い買い物なので結構悩んだけど、やっぱり買ってよかったと思います。

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+ファーストインプレッション

実際に使ってみると、SIGMA fpのコンセプト、①Pocketable Full Frame, ②Seamless, ③Scalable の三つの特徴がやはり自分にはあっていました。まだ使いこなせているのかわからないですが、純粋に楽しくて散歩しては写真を撮っています。

【参考SIGMA fpのコンセプト】
撮影や表現をとりまく環境は大きく様変わりしつつあります。ひとりのユーザーが高性能のレンズ交換式カメラもスマートフォンのカメラも、用途や場面に応じて柔軟に使い分けるようになっている現在、SIGMAは、デジタルカメラそのものの本質的な価値を問い直したいと考えました。
カメラ本位、メーカー発想のカテゴリーやヒエラルキーに合わせるのではなく、より柔軟でリアルな「カメラのありかた」を反映した、使うひと本位のデジタルカメラの開発をめざしました。

https://www.sigma-global.com/jp/cameras/fp/
SIGMAの公式サイトから引用しました

コンパクトさの恩恵は大きい

本当に小さいです。

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流石にレンズがあるので奥行き方向はそこそこありますが、横・高さ方向はiPhone以下。撮る予定が無くても、とりあえずメッセンジャーバックに入れておこうと思えるサイズです。

fpを使い始めてから確信したのですがコンパクトさは大事。気軽に持ち歩けるからこそ使う時間が増えるし、予想外の撮りたい瞬間を逃さずに済むと思います。

「前から気になってたけど、ねこ用だったらしい」

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橋の上から撮ってたら目があった

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スマホと比べると解像度が段違い 

解像度の高さには感動しました。

この記事の二章までの私はスマホの写真でも十分と思っていましたが、それはフルサイズミラーレスの画質を知らなかっただけでした。スマホと比較するとある程度拡大してもまだまだ綺麗で感動します。

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フィルターが楽しい|Teal & Orangeはやっぱり好き

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冒頭でも印象的だったと触れましたが、実際にTeal & Orangeを使うとより好きになりました。自分の目で見る色に近い気がするし、気軽に撮ってもとてもエモい。

もう一ついいなと思ったのがCOLORの変更画面を開くための物理ボタンが用意されていているところ。簡単にフィルターを変更できるのはスマホのカメラに親しんできた自分としては嬉しい機能でした。多分「デジタルカメラの脱構築」の一環で、Instagramとかのフィルターを意識したなんじゃないかなと思います。

シームレス+スケーラブルも魅力の一つ

このコンセプトムービー本当におしゃれで好き。

SIGMA fpのコンセプトで共感できたのがシームレスとスケーラブルというコンセプト。要するに写真⇆動画の切り替えもできるし、ボディ内手ぶれ補正など削がれた機能も多いけど拡張性の高さゆえに補えるというところ。

今のところは日常のスナップとか、note・ブログでの発信用で静止画を撮るくらいだけど、長期的にYoutubeとかVlogに手を出した時にも、ジンバルとか外部モニターを揃えればやりようはありそうだなと思っています。公式でこんな動画もあります。エッジが効いてて好き。

まとめ

今回の記事では、自分がSIGMA fpを買うまでのプロセスを書きました。

多分SIGMA fpが欲しくなるマガジンがなかったら、「知るきっかけ」・「写真を好きになるきっかけ」まで遡って記事を書かなかったと思います。

正直まとめるのは大変でしたが、今まで撮った写真を見返しながら書くのも楽しかったので満足です。今となっては本当に大事な趣味です。

ちょくちょくnoteにfpでとったスナップ写真をあげていく予定です。写真好きの方は是非フォローしてください。よろしくお願いします。

最後にこの写真で終わります。
シネスコの縦はインパクトがあって好き。

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それでは■












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