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ひとり親として生きるために、負の感情は利用する

そもそも、私がデジマ婆を目指そうと考えたのは、
【ひとり親】になるからだった。

長年個人事業主として活動してはいるが、
正直その収入では、子供を食べさせることは不可能。
だから、ちゃんと稼ぐ必要があるのだ。

実家は父の事業の失敗で
過去に差し押さえ→売却となったので、
出戻りで帰る家はない。

それにしても、噂には聞いていたが、
エルダー世代からの経済的自立(つまり企業の正社員など)は、
ハードルが想像以上に高かった。

必死に就活はじめて改めて気づいたが、
やっぱり年齢の壁はガチで高かった。

短期にまずは20社くらいはエントリーしたと思うが、
正社員は壊滅的、
派遣もエージェント会社の社内選考に通らない。

お払い箱になったITベンチャーも、
私が20~30代なら、
もっとレクチャーしてくれたり、
こんなあっさりと払わなかったのではないか。

「我が社に迎える気はありません」

思い出すと、いまだに背筋が凍りつく社長の言葉だ。
「正社員としてお迎えする気はありません」
私は「そ、そうですか、わかりました」
としか言葉がみつからなかった。腑抜けた声だったと思う。

まじか。記憶が薄いが、スキルが低いって言われた。
つまり、役に立たないおばたんと評価された多分。

恋愛と同じだ。
あれこれ悩んで、
この人とやっていこうと決めたのに、
ある日突然、終わりがやってくる。
「君とは結婚できない、ごめん」
「君といるととても疲れるんだ」
きっとこんなテンションなのだろう。

何度も脳内でリフレインされる、
「お迎えする気はありません」

何日たっても、思い出すたびに悔しい。
悔しがりすぎか?
小さいことは気にするなといわれても、
気になるぞ。

お陰でいろいろ悩んでいるが、
私はこの悔しみは、利用すべきだと思った。
高齢ひとり親は、転んでただで起きるほど
時間とお金に余裕がない。
爆発的な負のエネルギーは、
前向きな活動に転化させれば、きっと負の価値も上がる筈だ。

そんなわけで、まずは例の瞳ちゃんから基礎を学び、
同時にYouTuberさんの無料動画の拝聴もスタートした。
お金をかけずに、自力でどこまでやれるのか、
いや、けちっているとかではなく(けちってるか)、
これからの生活が心配で、お金が出せないだけだ。
自己投資は必要だと思っている。
ただ、ひとり親、高齢、生活崖っぷちなんだから、
なるべくお得にやるしかない。

このつらい悔しみも悲しみも、
与えてくれたきっかけだと感謝して、正しく利用する。






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