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[日韓SDGsエピローグ] 「農」の観点で世界と向き合う方法

みなさん、こんばんは!

あらゆる「境界」を越えることによって個人も世界も救われると信じているBaroです^^

こういった目的を達成する手段として小グループでの国際交流を企画し運営しております。現在はSDGsの実現に価値をシェアする日韓市民のオンラインコミュニティを作っています。

そのコミュニティなんですが、2021年4月にスタートしてもう4回目を終え、5回目を迎えているところなんですが、どうしても記録と共有をしなければもったいない情報が多すぎて、このようにエピローグの形で投稿することになりました。第4回グループ活動のエピローグになります。

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前回のように韓国からも日本からも二方ずつご参加いただきました。最初は三方ずつ募集をしましたが、二方ずつの方が密度が高く、交流が深まると判断しこの方針は今後も続けさせていただきたいと思っております。

今回取り上げられた記事についてはシンプルなマガジンの形でバックナンバーの方にアップしていますので、こちらの「活動バックナンバー」からご覧ください。日付は6月5日です。

このエピローグでは記事以外に現場で語られたことの中で、いくつかBaroの印象に残っているものをピックアップしてお伝えします。

帰農を夢見る「若者」が帰農7年目の「先輩」に質問

今回は韓国のBAE(ペ・ヨンジュンの「ペ」!)さんの話を中心に大きく盛り上がりました。還暦を越えているBAEさんは都会の釜山出身ですが、7年前、慶尚南道居昌(コチャン)郡に「帰農」し、アボカドを中心とした作物を育てながら自給自足の暮らしをしているとのことでした。もっと昔、家族のご縁でニュージーランドに移住した時期があったそうですが、その時にアボカドを育て方を学んだそうです。

話は同じく韓国から参加したsaem(セム)さんからの質問でした。20代半ばのsaemさんも都会生まれ育ちですが、去年退職し、地方都市の農場を転々とめぐり続けられているそうです。日本側から参加されたTonchanがその理由を尋ねると「自分が暮らしていく場所を自分で決めてみたかった」と言いました。生まれ育った場所は、親がそこにいたからただ単に決まったことであって、自分で決めた場所ではなかったとのことでした。ちなみに、saemさんは学生時代、ピアノが専門で今の生活の様子を映像とピアノ演奏で発信しているそうです。韓国の田園風景やピアノ演奏が聴きたい方はこちらからご確認ください。

アボカドの食べ方で盛り上がる

そのsaemさんからBAEさんに向けて「アボカドを育てることでいちばん大変なことは何ですか」という質問がありました。BAEさんは「今はだいぶ良くなってきたけれど、数年前からはアボカドのこと自体が韓国社会に知られていなかったことが大変だった」と答えてくれました。

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写真はメンムスビから

この話から一気に日韓両国における今どきのアボカドの食べ方に発展し、アボカド・バナナ・ジュース(韓国)とアボカドわさび(日本)といった趣向やトレンドなどがお互いのことを驚かせました。互いに「そんな食べ方アリ!?」って感じでした。片方の社会で当たり前に存在する文化が他のところにいくと驚きのものになることを事新しく感じました。

*上の写真はHirokiさんがいちばん好きというアボカドつけうどん

韓国人にとっては不慣れな放置竹林という問題

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写真はPR TIMESから

他にもTonchanが持ってきてくれた記事で放置竹林問題を、延岡メンマというブランド(代表:江原太郎)を立ち上げ、メンマの加工流通・販売を通して解決するソーシャルビジネスの事例で面白い話が交わされました。韓国にも放置された笹の問題があって「笹茶」の加工流通・販売で問題解決を図っている事例などが紹介されました。ここで印象に残っているのは、こういった自然廃棄物の問題は食べて「消えてしまう」食べ物に変えて解決するモデルでした。食べ物ではないですが、竹細工で同じ問題を解決する他の事例も私から紹介しました。熊本県所在のCHIKAKENというブランドです。

「境界を越えるはすごく勉強になった」

日本から参加したHirokiさんからは「普段、自分の考えが届いていない分野にまで視野を広げることができてとても良かった」とのコメントがありました。Hirokiさんは普段、ジェンダーや歴史の観点での人権活動をされている方で、今回も日本における朝鮮学校への裁判に関する記事をピックアップしてきたのですが、自然や農、食料などの問題を取り上げられた他の参加メンバーの話を聞いて良かったといってくれました。次回はHirokiさんの取り上げるテーマを持って話し合える方がきても面白くなりそう、と思いました。

次ある集まりに参加を希望する方へ

以上、日韓SDGs市民交流の第4回グループ活動のエピローグでした。SDGsをテーマに国際交流を行うこの小グループに参加を希望される方はこちらのURLリンクをご確認ください!随時、現在も募集中です!

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ZOOMの中のBaro

お読みいただきありがとうございました。

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