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タオバオ、Tmallのデータ管理ツール、生意参謀を使ってみよう②

はじめに

前回に引き続き、ECプラットフォーム淘宝(タオバオ)や、Tmallのデータを管理するツールである、生意参謀の使い方について紹介していきます。

ツールの項目は5つに分かれていて、今回の記事ではサービス管理の項目について解説して行きます。

トップページ総合診断運営の解説は前回の記事

『生意参謀を使ってみよう①』

https://note.com/babel_china/n/n15a93423ee40
をご覧ください。今回は主にサービス、管理の項目から、店舗の運営データの確認方法を紹介していきます。

サービス(服务视窗)

ここでは、CSサービスの提供状況を確認することが出来ます。CSサービスは顧客満足度に大きく影響してくるので要チェックです。

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上記は、CSサービスを提供した割合のグラフです。左から

顧客とトラブルがあった場合のトラブル返金率

苦情があって、タオバオスタッフが介入した介入率

顧客が苦情を入れた苦情率

全ての注文に対して返金が発生した返金率です。

ここで苦情や、返金の割合が高ければ、改善したほうがいいでしょう。顧客満足度が向上すれば、購入画面のレビューで高評価が増えていき、商品やサービスに対して、信頼を得ることが出来ます。

また、信頼や満足度を高めることは、ブランドロイヤリティを形成するメリットも享受できます。ブランドロイヤリティが高ければ、価格や流行に左右されず、安定した送客を見込める様になります。このサービスの項目を活用して、店舗のイメージアップを図りましょう!

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レビューの点数グラフは上記の評価看板から確認できます。

評価項目は商品、カスタマーサービス、物流の3つです。合わせてチェックしてみてください。CSのKPIとしても、この評価データを活用する事ができます。

カスタマーサービス、物流の面も重要ですが、レビューで差が出やすいのは商品への評価です。みなさんもECサイトで、商品を購入する前にレビューを見てから、買うかどうか決めた経験があるかと思います。越境ECの特徴として、初回購入者は、原則として、購入後に初めて商品を触ることになります。過去のレビューを通した商品説明も、その商品価値を大きく左右しますので、着目してみてください。

管理(管理视窗)

この項目は、管理者向けメニューです。主に販売目標の達成度、店鋪のCVR、訪客数、客単価を確認することが出来ます。

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管理者にとって重要な情報はここで、一気に確認することが出来ます。

便利な機能

これまでに、生意参謀の基本的な5つの項目

(トップページ、総合診断、運営、サービス、管理)

について紹介してきました。

最後に便利な機能についてもいくつか紹介していきますね。

リアルタイム

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リアルタイムのデータを確認できるメニューになります。

全体データではその日の訪客数、閲覧数、売上、注文数をリアルタイムに確認できます。

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右上の対比類型のところから「常规对比」(平常時との比較)、「大促対比」(セール時との比較)を選択すれば、平常時のみならず、セール時の売上や訪客数との比較もできます。黄色の線が過去のデータを示しています。

今の店舗状況を知りたい時は、この項目が便利です。


トラフィック

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ここでは、顧客がどのトラフィック経由で店鋪に来ているかを確認できます。トラフィック数向上のマーケティングに役立てることが出来きます。

下の図は、顧客住所の地域分布です。広大な国土を持つ中国は、地域によって大きく気候が異なります。気候によって、商品の需要も変わってくるので、季節商品の販売戦略を立てる際などに役立つでしょう。

また、この購入者の地域分布は、商品のレビューに影響を与えるケースもあります。例えば、同じ化粧品でも、北側の消費者にとっては、保湿力が足りないと感じるのに対して、南側の消費者にとっては、べたつくと感じられるといった具合です。


プレミアムメニュー

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図のオレンジ枠内はプレミアムメニューです。元々有料コンテンツでしたが、最近は無料で開放されています。主にセール時に使用するツールになります。

プレミアムメニューの商品モニターと競合モニターを見てみましょう。

商品モニターでは、セール時の在庫、トラフィック、売上、カート投入数、お気に入り数を一つの画面で確認することができます。

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セール中に売れている商品と商品の在庫状況が一目瞭然で、販売戦略の調整や在庫補充などの決定がしやすくなります。

競合モニターでは、競合店鋪が売上指数とトラフィック指数でランキングされます。

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ランキング上位の店鋪をクリックすると、商品価格や販売状況が表示されます。わざわざ店鋪ページに行かなくても、各店舗のデータを確認できます。また、競合店鋪のトラフィック構成も確認できます。競合はどこからトラフィックを獲得しているかが見れます。これによって、獲得しやすい流入源へアプローチしたり、競争が激しいエリアを避けて、自店鋪にふさわしいトラフィック流入源を探したりすることも可能になります。


まとめ

難しい内容だったと思いますが、最後まで記事をご覧頂きまして、ありがとうございます。

今回は運営ツールについて説明していきました。紹介したのは、ほんの一部で、実際にはもっと細かく、沢山のツールが存在しています。弊社では、出店から店舗運営、販促、広告までを一貫してサポートしております。

詳しい情報を知りたい方は、下記アドレスよりお問い合わせお待ちしております。

メール: babel.biz_cn@babel.jp



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