nukumorika
どんなに寂しい夜でも、誰も救いはしないよ。
また朝は来るとかさ、そんな退屈なことはもういいよ。
何もなく此処に来て、何もせず此処を出る。
そして、今、また、此処で、小さな息をする。
いつも、遥か遠く、見えぬ景色を思うよ。
別に、何もないよ。
だからどうしたってこともないよ。
そうして、日々は続き、名も無き花は咲く。
いつか終わるその日に、ただただ、縋るように。
どうしようもない時は、声に出していいんだよ。
零れ落ちるその涙に、悲しみを託してさ。
これからも続く日に、何もしなくてもいいんだよ。
誰一人、何も言わせやしないよ。
意味もなく抱きしめて欲しいんだよ。
その一つの温もりが、誰かの意味になるのだから。
見ていただけたことが、何よりも嬉しいです!