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uso ka makoto ka

「『地球温暖化』の不都合な真実/マーク•モラノ著」という、気候変動を懐疑している視点から書かれている本を読んだ。

何故読んだのかといえば、今まで、気候変動を脅威だとしている人の立場からしか見てこなかったので、本屋でこの本を見つけた時に、逆側の人がどんなことを言っているのか知りたいと思ったからだ。

読んだ感想としては「なるほどなぁ」ということだった。
温暖化にCO2が関係ないという様々なエビデンスや、気候変動の脅威を謳う著名人の裏話をこれでもかと詰め込んであり、それなりに納得させる内容でもあった。

でも、一番面白いなぁと思ったのは、同じ世界に生きてきて、同じこの環境の中で生活しているのに、これほどまでに、両者全く違うデータを寄せ集めて、全く違う言い分を持っているということだった。

もちろん、その裏には、利権やら何やらがあるんだとは思うが、同じ事象に対して、こんなにも違う結論を出すのかと、改めて驚いた。

失礼を承知で言えば、僕は、日頃から、科学を100%は信じていない。
何故なら、所詮、科学は科学でしかなく、その時点での一研究結果に過ぎず、全てを、絶対を証明するものではないと思っているからだ。

過去を振り返っても、新しい研究結果により、180度解釈変わるなんてことはザラにあり、それは、今科学的に証明されていることもまた、研究結果如何により今後解釈が変わることを否定するものではないと思っている。

なので、気候変動についても、正直、僕は、どっちのサイドの意見も疑っているところはある。
でも、それはもちろん、貴重な研究の末に出た結果である以上、科学を全否定するものではなく、その研究結果は自分の思考の大きな要素となっている。

では、もし、仮に、この本のとおり、気候変動が嘘だったとした時、一体僕は、どうするのだろうか。

これもまた、仮定の話でしかないが、行動自体は何も変わらないと思う。
何故なら、人間の生活によって影響を受けている他の生物や、一部の人の幸せのために犠牲になっている多くのものの存在を知ってしまった以上、それを全て忘れて、何事もなかったかのように、自分の幸せだけを追求し、己の欲の赴くままに生きるということが、自分にとって心から楽しいこととは思えないからだ。

だからと言って、他の人が全く違う生き方をしていたとしても、僕は、その考えを否定する気は更々ない。
これは、あくまでも僕の思想であり、この世には正しい事など、何一つないことを思えば、この思想もまた決して絶対的な正しさなどを有していないのは当然のことだからだ。

だから、思う。
大事なことは、科学的根拠でもなく、世の中にある正しそうな解に従うことでもなく、この世界において、「自分がどう在りたいか」という、その意思であり、姿勢に尽きると。

それが、結果、正しかろうと間違っていようと、「自分はどういう人として生きていきたいのか」そこに真摯に向き合い懸命に生きる人が、少なくとも、僕は好きだし、かっこいいと思っている。

さて、皆さんは、どんな風に生きていきたいですか?

見ていただけたことが、何よりも嬉しいです!