【第9話】「理解しないといけないのは男心ではなく乙女心だっ たとは！」
神楽坂は新しいお店がどんどん出来ている。
観光地っぽい部分と昔ながらの地元に愛されている雰囲気と
なんともいい具合にバランスがとれているんだよね。
しかしママは「babaカフェにも何か新しい企画を！」と意気込みが。。。
おっ、常連のハナさん婚活中39歳女子がきたきた。
いらっしゃいませ～～♪
ハナ：「ママ、聞いてよ～！
ようやく付き合い始めた彼が超めんどくさいのよ！」
ママ：「男って面倒くさい生き物なのよ。」
ハナ：「だけどさぁ～、彼って43歳で外見はそう悪くないのに結婚歴もないし、彼女と長く付き合った感じもないし、仕事はわりとちゃんとした堅実な会社に勤務してるわけ。」
ママ：「なんだい、いいところばかりじゃない。」
ハナちゃん、相談が先じゃなくてまずは注文でしょ、注文!!!「ご注文は？」(｀Д´)
ハナ：「あ、いつものでおねがいしや～す。
だから、つい彼に聞いちゃったんですよ『どうして今まで独身だったの？』って。」
ママ：「ありゃ、そんな事聞いちゃったのかい。」
ハナ：「え～、やっぱダメだった？
悪気なく聞いただけなのに彼ったらそれで不機嫌になっちゃってさぁ、連絡してこないんですよ！」
ハナちゃん。。。。「いつもの」ってオヤジじゃないんだからちゃんとメニュー言ってよ～。
ホント、ハナちゃんは雑なんだから、、、ブツブツ。。。
ママ：「まず、アンタ 今時の男心をわかってないね！」
ハナ：「今も昔も男は男らしく!! そんな小さな事で不機嫌になっちゃダメでしょ～。」
ママ：「そこだよ！そこ！
“男らしさ”ってやつをアンタはどう思ってるんだい？」
ハナ：「え。。。。。な、なんていうの、、例えて言うなら俳優の『高倉健』とか？」
ママとリリーが大爆笑～～～
ママ：「あのさぁ～、もう時代は“令和”なんだよ。“昭和”はもう前の前。
時代とともに男を取り巻く状況も変わってるんだから、そこを理解してあげなきゃ！だろ」
ハナ：「確かに例えが古かったけど、
男は細かい事グズグズ言わず
気前が良くて甲斐性があって
力が強くていざという時は女を守ってくれて
ぐいっと引っ張っていってくれるような。。。。。。って違うの？」
ママ：「ギャーッハハ（大爆笑） アンタ、婚活してるならそこんとこから勉強しなよ」
ハナちゃんは「男儀がある女」だからホントはその男性とは相性がいいかもね。
ハナ：「じゃぁ、あたしはどう言えば良かったのよ～ママ、教えて！」
ママ：「『どうして今まで独身だったの？』って聞いたら
『なんか欠陥があるんじゃないですか？』と聞いてるようなもんだろ。
例えば女性に対しては絶対に言わないじゃないか」
ハナ：「確かに～。女性に『どうして今まで独身だったの？』は傷つけちゃうからね」
ママ：「だろ～。現代の男心は“乙女心”なんだよ、そこを理解してあげないと！」
ハナ：「なんと、そう言われると腑に落ちる所がいっぱいあるわ。なるほどね～～サンキュ♪」
ううむ、さすがママ。リリーも勉強になりました。
「理解しないといけないのは男心ではなく乙女心だったとは！」
ｂｙリリー
次号につづく
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