【第47話】「良縁を逃しているのに気付かない人」
フリーライターの大宮さんは独身だ。本当は綾子さんと上手くいくといいのに!とひそかに思っていたリリーですが、綾子さんは既に他の人と婚約。
世の中上手くいかないニャァ~
大宮:「いやぁ全く綾子さんの婚約は驚いたよ!」
ママ:「確かに、1年前は婚活に行き詰ってて資格の勉強してたもんね~」
大宮:「やっぱり女性の方が『結婚しよう!』って強い意志があるとご縁も引き寄せちゃうのかな?」
そういう大宮さんは『強い意志』がなさそうだ。どちらかというと独身生活をふらふら楽しんでる感じだし。
ママ:「世の中、これだけ色々な人がいて出会いがないって嘆いてるけど実は自分で縁を逃してる人が多いからね」
大宮:「えっ、それってどういう事?」
ママ:「出会いがないなんて言い訳だよ!!! 生きてりゃ毎日出会いがあるじゃないか、今どきはインターネットとかでメールでやりとりも出来るんだろ」
確かに結婚相手と思わなければ街ですれ違う人も出会いは出会いかニャ。
ママ:「出会いがないって言う人ほど自分自身で『結婚相手はこういう人じゃなきゃ』って出会いを狭めてる」
大宮:「そりゃあ誰でもいいってわけにはいかないでしょ、ずっと生活を共にするかもしれないのに」
ママ:「そう、そこだよ!『ずっと一緒にいるから』『好きという気持ちになれないから』『結婚のイメージが出来なくて』『まだ他にいい人と出会えるかもしれないから』
『失敗したくないから』『みんなに祝福されたいから』『こんな歳だから』もう言い訳を言い出したらキリがない。」
結婚の条件だと思ってたことは『言い訳』だったw(*゚o゚*)w。
大宮:「なるほどね、オレも『言い訳』って言われちゃうのかな」
ママ:「あら、思い当たることでもあるのかい?」
大宮:「気になる女性がいるんだけど『オッサンだし』『仕事が安定してないし』『この歳で失恋したくないし』そんなことを考えちゃうと積極的になれなくてさ」
びっくり~~大宮さんに好きな女性がいたなんて!
ママ:「オッサンで、仕事が安定してなくても大宮さんの良さをわかってくれる人はいるわよ。けして多くはないけどね(笑)ひとりいればいいんだから」
大宮:「そうだよなぁ~、ひとりでいいんだよ」
ママ:「相手の女性は案外『年上好き』『安定した仕事よりやりがいのある仕事をしてる方が好き』かもしれないじゃない。とにかく気持ちをぶつけてみなきゃ、相手は察してなんかくれないわよ!頑張って。縁は逃しちゃダメ!!!」
良縁はお魚みたいに逃げていくもんなんですねぇ~。釣りみたいに引き上げるタイミングが大事。その魚はもう戻ってこないかもしれない…もったいないぞ大宮さん!
「良縁を逃しているのに気付かない人」
byリリー
次号につづく
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