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本 『北斎殺人事件』

先日、すみだ北斎美術館に行きました。

そこで、北斎のことをもっと調べてみたいと思い、夫に伝えたところ、何冊か本を借りてきてくれました。
そのうちの一冊。

『北斎殺人事件』

高橋克彦 著
講談社 発行
(版元ドットコムには書影なし)

ストーリーはフィクションだけれど、北斎のことを知るのにはわかりやすいとのこと。

北斎隠密説を探っていく中で、殺人事件と結びついていく。
読んでいくと、北斎が隠密であると確信していった。

カメラのない時代には、絵師の描く絵は様々な情報をもたらす。
こたつに潜り込んで、絵を描いている痩せこけた老人のイメージが変わっていく。

日本のあちこちに旅をして、絵を描き、その情報を伝える裏の顔。
北斎、やはりただものではない!

ストーリーも途中で結末が読めたものの、興味深く読み進めることができました。

昭和61年の作品。
高橋克彦さんの作品は、ほとんど読んだことがありませんでしたが、他の作品も読んでみたいと思いました。




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