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なまえの由来(新潟の端っこ弁で)

くなんくなんさんの上掲の記事があまりに可愛かったので、まねっこして、方言で書いてみたいと思います。
新潟県の群馬県境に近い地方で、このあたりの言葉は関西弁に比べるとかなりマイナーだし、関西弁のようにかわいらしさがあまりない気がしますが、まあこういう機会に、こんな言葉で話しているよ~とご披露したくなりましたので、もしよろしかったら、読んでみたください。
解読不能な箇所も多々あるかと思います<(_ _)>





おらの名前、「バクゼン」てがんだどもに
なんしてそうなったか、さべってみたいと思います。


10年ぐれ前(めー)になるどもに
ヤフー掲示板で「新潟弁保存会」てがんがあって
そこでは原則、新潟弁で書きこむってきまりがあっての。

ある日の話題が、まあよくあるどもに「今日のヨーハンなに?」てがんでそ。みんなは「麻婆豆腐」だの「春巻き」だの、「クリームシチュー」、「鯖焼いて、お浸しして、あと何がいーろっかの」だの、書きこんでたて。

おらはそん時ゃなんも決まってなくて、だもまあ、野菜炒めかな~とは思ってたすけに、「おらちは、漠然と野菜炒めかなぁ」って書いたら、おもしーショがいてさ(おかしな人がいてね)、

「ああ、漠然と野菜炒めか。あれは準備が容易でねあんだて。
まずは山行って、日当たりのいいどこに生(お)いてるバクゼンをこいで(抜き取って)来る。ちっと水ん中でほとばして(浸して)アクを取る。ほーしてからザクザク切って、肉やらほかの野菜やらキノコなんかと一緒に炒めらんだよ。山へバクゼン取りに行がんばねーし、ほとばす手間もあって、めんどくせんがね。」

とまあ、「バクゼン料理」し慣れてるみてに書いてらんだわ。
それからたまに「バクゼンさ」って言われるようになったがーての。
掲示板は6万レスぐれ続いたどもに、その最中にサービス終了になったが。

そっからオラは何かってーと、「バクゼン」を名乗るようになったがんですて。漠然て意味も好きだしの~。
バクゼンは山に生(お)えてて、ススキみての感じで、お天道様に当たってワサワサ光ってるっての、そういうイメージが浮かんでくらんですて。
だもそれを野菜炒めにしても、あんまウンマくなげだどもにね。



文字にすると、微妙にわざとらしい感じもありますね(;^_^A
よく、その掲示板で、「歌詞を新潟弁に翻訳する」というのをやって
これは結構面白かったです。

例えば『木綿のハンカチーフ』
「いいえ あなた 私は 欲しいものはないのよ
でも 都会の絵の具に そまらないで帰って そまらないで帰って」
だと
「いーや、おめさん、おらは 欲しいもんなんいっそねーがんだよ
だも、ハイカラんなったり、しゃれこきになったりしねで、戻ってきてくんなせや」

意訳もちょっと含まれますが、こんなになるかな(笑)


くなんくなんさんの関西弁があまりに可愛くて、いつもきちんとしたきれいな日本語で記事を書いてられるので、そのギャップにも萌え萌え~💛でした。もともと関西弁が好きで関西の学校に行ったのもあり、懐かしくもありで、楽しく読みました。
お調子に乗って、新潟弁で書いてみたくなったというわけです。


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