顔の説明書


人間中身が1番大事。
中から内なる美しさが醸し出される。
心がブスなのが本当のブス


全くである。
異論はないけれども、目に見えるものが真実とは限らない!と思うけれども、自分の顔について、生きてきて一度もまーたく気にも留めたことがない人はいるだろうか。

顔については、以前、散々、美人の定義で書いて奉納した話題をまた書いている。
いや、あの文を書いてから、さらに自分の顔が気になりだしている。

40年間、この顔で生きてきた。
改めて、この顔をマジマジと鏡で見てみた。
化粧も日ごろするし、比較的、鏡で自分を見る事には慣れているが、こんなマジマジとパーツごと朝顔観察のように見る機会はなかなかない。

しかし、よくよく見ると、私の顔って面白い?
笑えてくる。ウケるんですけど。
皆様にこの面白さを共有したいけれども、顔を晒す勇気と自信は全くないので、私の顔を解説しようと思う。

輪郭は、丸顔に少しエラが生え始めている。
昔はエラなどなかった。これはいつか歯医者に顎関節の治療を行った際、就寝時に奥歯を噛み締める癖があるからエラが生まれてきたのだとの話を聞いた。そしてそういう人には頑張り屋さんが多いのだとも。
人から『あんた頑張りすぎだよ!』と言われたみたいで悪い気持ちはしなかったが、頑張り屋の癖は治らず、私のエラは今も健在である。

目は腫れぼったい奥二重だ。
JKの頃、一重の友人にアイプチを教えてもらった。私の人生が小さく変わった出来事だった。
誰でも憧れるくっきり線が入った目を、私も求めて恋焦がれていた。夏のポカリのCMも三井ホールのCMも、くっきり二重の可愛い子が出てくるではないか、憧れざるおえない。
しかし、アイプチをし続けると目が癖になって、いずれは二重になると聞いていたが、あれは嘘だ。実際に長期整形に成功した友人もいたが、私の目というのは、ハチ切れんばかりの硬い鏡餅のように、一切目に線を作ってくれなかった。形状記憶型と言うべきか。
あ、ただ最近はアイプチがなくても二重になるようになった。なんでも、年と共に勝手に線が入ってきたのだ。要はしわですね。年取れば二重になれることを中学の時の私に伝えたい。

鼻はごくごく普通の鼻。
顔のパーツの中で1番の凡人である。
最近の悩みは、鼻の奥までティッシュをねじ込む癖が治らず、鼻の穴が大きくなりはじめている。

そして口は、いわばタラコ唇。
父、父方の祖母も、叔母、兄もタラコ唇なので、遺伝の力を感じざるおえない。最近、唇に注射をして大きくする人がいるが、それにはうちの父も『やっと時代が俺に追いついてきたんだな!』とご満悦だが、私はそれほど気に入っていない。
何でだろうか、タラコ唇って、顔から下がモワッとしいないだろうか?顔から下がしまってなく、ダラシなく見える。嵐の松潤も私からすればだが、顔から下がモワッとして気になる。斎藤工は、モワッとしてるが、ギリギリのラインでダラシなくは感じない。持論である。すみません。

私の顔を絵にするとこんな感じだろうか。

画像1

我ながらイラスト映えする、個性的な顔と思う。
ずっとこの顔でやってきたんだ。

笑ったり、怒ったり、ビビったり、泣いたり、媚びたり(笑)、ヘラヘラしたり。。
初恋したり、告白したり、受験したり、上京したり、踊ったり、歌ったり、社会人になったり、独立したりする時もずっとこの顔とともにいた。
そう思うと、ただの骨の上に乗っている肉だけれども、調子の悪い肌だって、アイプチしすぎてできた五重くらいの目だって、立派なエラだって、愛おしくまた可愛く見えてくるよ。
小さな頃からだいぶ変わったところもあるけどさ、これからもこの顔でいきていくんだなーって思うと、思わず鏡に、『これからもよろしく!』と声をかけていた。



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