自分を大切に想うことが世界を変える。


私がお伝えるする家の片づけは、「モノに想いをのせるのではなく、自分自身の気持ちにフォーカスして取り組んでくださいね」とお伝えしている。


捨てることが出来ない。

捨てても捨ててもスッキリしない。

収納方法が分からない。

家族が協力してくれない。

家事の効率が悪くて、やる気が起きない。


そんなお声を沢山お伺いしてきた。


実は、片づけにお悩みの方のほとんどは、真面目て優しい心の持ち主が多い。

故に理想と現実のギャップに悩み、苦しむのだ。


ひとつひとつの疑問にお答えしながら、共にゴールを目指していく。

そんな作業の中で、時折気になるのは、モノが一番と思う思考だ。


これは、多くの方に感じる違和感であり、実は私も過去同じ経験がある。


自分の気持ちに正直になるよりも、モノを捨てることの方が辛い。

モノがどんどん増えていけば、いつか必ず家の空間はキャパオーバーを起こす。

限界が訪れた時、自分ではどうにもならない程になってしまう。


片づけのハードルが上がるのは、ズボラでもいい加減でもない。

モノに想いをのせてしまい、手放す決断が出来ないこと。


こうお伝えすると、私はとても冷たいアドバイザーと思われるかもしれない。

でも、暮らしの主役は人であり、モノではないのだ。


自分自身の気持ちが楽になるのはどちらですか?

やらなくてはいけない家事ではなく、やらななくてもいい方法はないだろうか。

便利なアイテムが多すぎてキャパオーバーを起こし、結果自分を苦しめてはいませんか?


家の片づけは、結果として自分が笑顔になれる方法を見つけ出す行為。

モノが主役の家から、自分自身が笑顔になれる空間なのだ。


子どもに片づけをして欲しいと願うなら

家族に協力して欲しいと願うなら

自分が率先して動くこと。


人の心が動く時は、言葉ではなく行動で連鎖する。

私は、その奇跡を何度も目撃してきた。


奇跡は、願って叶うものではない。

引き寄せるものだと思う。



想いを寄せるべきは、自分自身。

こうあるべきを取っ払い、自分の中でも常識が実は考え方次第で大きく変わることがある。

事実、片づけレッスンでは、意外なアドバイスでしたというご感想がとても多い。


仕事も家庭も、子育ても。

私という存在が、周りに与える影響は実は大きい。

片づけを通して、人生の見方が変わる方が多いのは

今という時を大切に思い、自分に嘘をつかない、決断することを恐れない思考を手に入れるからだ。


モノだけでなく、人間関係さえも変えてしまう奇跡の片づけなのだ。


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