子どもに求める願いはたったひとつ
子育てを経験している方なら誰しも我が子に求める理想がありますよね。
明るく優しくて、思いやりがあり、友達も多くて、我慢強い子。
勉強も出来て、運動もそこそこ出来る(笑)
こんな風に求める親は多いです。
私も、現在高校生の長男と小学生の長女がいるのですが、2人が幼い頃は理想の子育てをこなそうと必死でした。
特に長男の子育ては、初めてのことも多く、沢山の習い事をさせてきました。
サッカー、ピアノ、公文、習字、体操教室、スイミング、、実に様々な習い事をさせて、本人の才能を開花させようとあちこち情報収集していました。
長男は、未熟児で生まれたこともあり、周りに合わせようと必死になっていたことも大きかったです。
運動も勉強も人並みの子に。
今振り返れば、無駄な経験はひとつもないけど、完全に大事なことが抜けていた子育て期だったと思います。
本人がやりたいと言ったことはひとつもなくて。
情報ばかりで動いていたダメな母親でした。
今、高校生になり思うことは、もっと伸び伸びと育ててあげたら良かった。
周りと比べずに、母親の私が自信を持って子育てを楽しんでいたら良かったと思います。
今、子どもたちに求めることはひとつしかありません。
他の誰よりも優れることではなく
我慢強い子になって欲しいこともでもなく
誰にでも好かれる子でもない。
辛い時、辛いと声に出して言える子であるか
このひとつだけあれば、人生なんとかなる。
逆に、これが言えない子にはなって欲しくないと思っています。
大人になる過程では、未熟であたりまえ。
出来ないことの方が多いはず。
他人よりも優れていることに意味はなくて、自分自身をちゃんと認めてあげて、弱い自分も受け止められる事です。
助けて欲しいと言えるのは、とても勇気がいる事。
周りに自分の気持ちを伝えることは、想像以上に辛い場面も多いのです。
長い人生では、我慢することも必要です。
その線引きはとても難しいけど、自分ではどうにもならない時、誰かに相談し改善のヒントをもらうことは恥ずべきことではない。
必ず誰かが力を貸してくれるはずです。
助けてもらえた時、その記憶は以降誰かが苦しんでいる場面を見かけた時、今度は自分が助けたいという思いやりの心に繋がると思うのです。
その為にも、子育て期は普段から理想ばかりを追い求めず
その子その子の良いところを伸ばすこと。
親の描く理想の子育ても
教科書やSNSの中にある情報ばかりに目を向けず
我が子を正面から見つめる勇気が必要です。
普段、家の片づけをお仕事にさせて頂き、沢山の子育て真っ最中のお母さんと接していると、情報ばかりに目を奪われている場面をお見かけします。
子どもが求めることもただひとつ。
笑顔のお母さんです。
周りと比べず、よそはよそ、うちはうち。
その家庭におけるルール、子どもの成長の度合いはそれぞれ違うことを認め合える世の中であって欲しいと願います。
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