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たった2ヶ月の付き合いだったけど

人を好きになるきっかけっていろいろあると思う。
例えば、その人の容姿が好きだとか、性格が好きだとか。
ちなみに僕の場合は「文章が上手い人」をよく好きになる。

名古屋で、昨日までアイドル活動していた花村りの。
彼女を好きになったきっかけも文章だった。

数ヶ月前に僕のnoteのおすすめ欄に、彼女のnoteが偶然表示されたのが全ての始まりだった。
そのnoteを読んだ数分後、僕はもう彼女の事が好きになっていた。
顔も見た事ないのに。
声も聞いた事ないのに。
それなのに「この人の事、好きだな」って思った。
それぐらい彼女のnoteの文章が、僕の胸に刺さった。

noteの過去記事も全て読んだ。
気づいたら、彼女の文章の虜になっている自分がいた。
そして僕は、彼女にnoteの感想を直接言いたくなった。
とてもいい文章を読ませてもらったから「あなたの文章が好きです」と一言伝えたかった。

僕は趣味で、ラジオ番組にメールを昔からよく投稿している。
ありがたい事にリスナーの方から「あのネタ面白かったです!」とメッセージをいただく事がある。
ラジオのイベントなどで会った時に、直接思いを伝えてくれる人もいる。
やっぱり自分が創作したネタを褒められる事はとても嬉しい。


だから僕も、何かを見たり聞いたり読んだりして、自分が「いいな」って思った時は、なるべくその本人に想いを伝えるようにしている。
想いって、直接口に出さないと本人には絶対伝わらないと思うし。

花村りのにnoteの文章が好きだと伝えるためだけに、僕は東京から彼女の活動の拠点である名古屋へ行った。
ちなみに遠征してまでアイドルのライブを見に行くのは、これが生まれて初めてだった。
それぐらい僕は彼女の文章に惚れていた。
初めて彼女と会ったのが今年の5月20日だった。
ライブ後に彼女の物販に言って「りのさんのnoteの文章が好きです」と伝えた。
「内面を褒めてくれてるみたいで嬉しいよ」と彼女は喜んでくれた。

彼女に会えた事が嬉しくて僕はその日の事をnoteに書いた。
すると彼女がnoteにコメントをくれた。
僕は「文章」がきっかけで彼女の事を好きになったので、そんな彼女から「文章」で返事が来たのがとても嬉しかった。
彼女がコメント欄に残してくれた「文章」は僕の宝物で、今でも時々読み返してしまう。
それぐらい嬉しかった。

そんな彼女が昨日アイドル活動を終えた。
最後を見届けたくて、僕は東京から名古屋へ再び向かった。
ラストライブ、本当に素晴らしかった。
歌もダンスも笑顔も、全部完璧だった。
本音を言えばもっとアイドルしてる花村りのが見たかった。
そう思わせるぐらい現役バリバリのライブパフォーマンスだった。


ライブ終了後。
花村りのと最後の会話をした。
僕はライブの感想を伝えた後、noteの話をした。
noteがきっかけで彼女を好きになったから、最後にその事をもう一度伝えたくなった。

彼女に初めて会ったのが5月20日で、最後に会ったのが7月28だから、約2ヶ月の付き合いだった。
今まで好きになったアイドルの中で、ライブを見に行った回数も、チェキを撮った枚数も、直接おしゃべりした時間も、一番少なかったと思う。
でも東京から名古屋へ駆けつけてしまうぐらい彼女が好きだった。
こんなに短期間で、ここまで心を惹かれたアイドルは初めてだった。
彼女はそれぐらい魅力的な人だった。

特典会で、動画撮影を彼女にお願いした。
彼女は僕のスマホを持って特典会会場から離れて、静かな場所でラストメッセージを録画してきてくれた。
彼女からスマホを受け取り、最後のチェキを撮り、彼女へ感謝の気持ちを伝えてお別れした。

ライブ会場から出て動画をすぐに見た。
心を込めたメッセージがぎっしり入っていた。
「私の言葉で動いてくれた事も、好きになってくれた事も、見つけてくれた事も、本当に本当に本当に嬉しかった」と言ってくれていたのが特に嬉しかった。
彼女の言う通り、僕は花村りのの「言葉」で動いたし、花村りのの「言葉」がきっかけで好きになったし、花村りのの「言葉」で彼女の事を見つける事ができた。

ねえ、りのさん。
note書いてくれてありがとう。
りのさんがnoteを書いてくれたおかけで、僕はりのさんに出会えたんだよ。
noteにはさ、アイドル活動を通しての悩み事とか、辛かった事とか、悔しかった事とか、葛藤している事とかも本音で書いてくれたよね。
そんな人間味の強い文章が、東京に住んでいる一人の人間の心を強く惹きつけたんだよ。
そして名古屋まで足を向かわせたんだよ。

名古屋で初めて見たりのさんのステージ、今でもすごく心に残ってるよ。
文章だけでなく、アイドルとしてのりのさんも光輝いてたから。
そのアイドルとして光輝く姿が、遠く離れた東京に住んでいる僕の元へもちゃんと届いたよ。
だからさ、アイドルとしてステージに立つ花村りのの最後を見届けたくて、目に焼き付けたくて、昨日は名古屋までライブ見に行ったんだよ。

昨日撮影してくれた動画でさ、もう会うのが最後なはずなのにさ、「またね!」って言ってくれてたよね。
たがら僕もサヨナラは言わないよ。
りのさんが言ってくれた言葉をそのまま返すね。
またね!


元気でいてね。
学業大変だと思うけど頑張ってね。
思い出たくさんありがとう。
たった2ヶ月しか触れ合えなかったけど、大好きなアイドルでした。
ずっと忘れないよ。

動画ありがとう。一言一言全部の言葉が嬉しかったよ。

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