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「優劣って何だろう?」を問う、映画クレヨンしんちゃん最新作(ネタバレはないはずたぶん…)

本当は、映画を観に行く予定ではなかった。

うちには子どもが2人いる。
小2の娘と、3歳の息子だ。

このご時世の不条理のため、息子の通う保育園で開催されるイベントには、卒園生であっても娘は参加できない。
先日行われるはずだった保育園の夏祭り的なイベント(結局これも、直前で中止になった)に娘を連れていけない埋め合わせに、今日は夫と私と休みを合わせ、娘と近くのテーマパークに行くことにしていた。
(息子には申し訳ないけれど、保育園に行ってもらったm(__)m)

が、今朝気づいた衝撃の事実。なんと、今日はテーマパークの休館日
ここまで計画的にことを進めていたはずなのに、基本中の基本である休館日のチェックを怠っていた…なんという詰めの甘さか!

泣き崩れる娘。
もう、これは仕方ない…映画に連れていこう。

…ということで、観に行ったのは、

映画クレヨンしんちゃん
謎メキ!花の天カス学園

これから観るというご家庭もあられると思うので、ネタバレしない範囲で個人的な感想を述べたい(のだけれど、先入観をもって行きたくないという方は、やめておいた方がいいかも)。

「優劣って何だろう?」ということを敢えて極端に描いて問う、強い作品だなということ。
ミステリー要素が多くハラハラさせつつも、若干中盤までは間延びした印象を受けていたが、(今回出番少なめの)みさえのひとことで私の涙腺は崩壊し、以降エンディングまで泣きっぱなしだった…

よく考えたらクレヨンしんちゃんって、私が子どもの頃からアニメとして続いている。
私はとっくにみさえの年齢を超えてしまったけれど、でも、みさえは私が子どもの頃からずっとお母さんなんだよなあ…

…と、ちょっと話は逸れてしまったけれど。
とにかく、みさえの包容力はすごい。

もう1ヶ所すごく泣いたのは、ある人物のお手紙のシーン。
ここに、「優劣って何だろう?」へのアンサーがあったような気がしている。

映画館で娘は、ひたすら口にポップコーンを運びながら、映画だけでなく、私の様子も観察していたようだ。
子どものツボではないところで声をあげて笑ってしまう大人は私だけではなかったのだが、「ママずっと笑いよったろ」と後からツッコまれ、ちょっと恥ずかしかった。
もちろん、彼女の席をひとつずつ空けた両サイドで、両親が涙を流していたことも把握済みである。

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