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赤ちゃんとの生活〜新生児期〜

生後9ヶ月を迎えた息子。
まだこの世に生まれて1年も経っていないのに、
その成長は目まぐるしくて、赤ちゃんってすごい。

1歳になったらまとめて書きたいと思ってたけど、
とんでもない文量になることが予想されたので
1ヶ月分ずつちょこちょこnoteに残していく。

今日は生まれてたった28日間しかない
感動と心配の連続だった新生児期のお話。

5日間の入院は育児の学校

予定日ぴったりに生まれてきた我が子。
分娩に時間がかかってしまったせいか、
赤ちゃんというよりも紫ちゃんって感じでした。

へその緒を処理してもらって
身長、体重、頭囲、胸囲を測って
もうその頃には泣くのに疲れたのかお鎮まりに。

分娩台の上でカンガルーケアを楽しみ
夫もおろおろしながら我が子を抱き、
臍帯血の採取が終わったプルプル極太へその緒と
アルバム絵本を受け取り、しばらく家族の時間。

2時間の安静時間を終えて、ここで夫は帰宅
私は車椅子で病室へ運ばれていきました。
(歩いて行けると思ったけど立てもしなかった。泣)

病室に入る前に、産後初めてのトイレトレーニング。
残念ながら車椅子から便座までの動作で貧血を起こし
トイレトレーニングはお預け。病室へ

どうやら出産時は出血多量だったようです。

程なくして我が子がコットに乗せられて登場。
寝てる。よく寝てる。

時刻は午後6時過ぎ。
夕飯を食べてから授乳指導していただくことに。

この日の夕飯は産科食ではなく常食。
陣痛の逆流性食道炎でまだあまり食欲はないが、
今日の朝ごはんに比べたら随分食べられるように。

そして夕飯を食べ追える頃、我が子も起床。
というより、目はまだ開いていないものの
もぞもぞ動き出したので起きたことにして助産師さんを呼ぶ。

そして新生児期28日のうち
5日間の母子同室入院が始まるのでした。

全然起きやしない新生児

大部屋入院だったので、
部屋の中ではもちろん泣いている赤ちゃんもいる。

つられて泣くかと思いきや、我が子、安らか。笑

助産師さん到着。早速授乳指導が始まる。

左乳からあげる想定で、
まず赤ちゃんの首、おしりをしっかり支えて抱き上げ
授乳クッションの上に寝かせたら
左手は乳房を支えて、右手は赤ちゃんの頭を支える…

記念すべき初回授乳!!!

のはずが!!!

また寝た。笑

嘘でしょ…おーーい。

すやすやむにゃむにゃ気持ちよさそうに
また夢の世界へ…

結局、1回寝かせてまた次起きたタイミングに延期。

この後無事に初回授乳は終えられましたが
うーん、それにしてもよく寝るなぁ。

おしっこが出ない

入院中は3時間に1回授乳。昼夜問わず。

おなかの中でエネルギー満タンにして出てきたのか
空腹で泣いてくれないので母子ともに寝過ごすことも…

そして生まれてから丸一日経つ頃。
おしっこが出ていないと指摘。

通常、24時間以内におしっこが出ていない場合
腎臓の機能障害が疑われるんだそう。

💩は出たけどおしっこがまだ出ていなかったので
ミルクも飲ませて水分摂取を増やす作戦に。

それでもなかなか出ない。
どうしたものかと思いながらおむつを替えていると

ん?なんか射出口がこっち向いてるなぁ

シャーーーーッッッ!!!

出ました活きのいい元気なおしっこ!!
慌てておむつでガードして直撃は免れたものの
息子はお洋服全とっかえ。笑

これを機に順調におしっこも出せるようになって
本当に良かった。

軍曹との出会い

軍曹とは、私が勝手にそう呼んでいた
おそらくその産院のベテラン助産師さん。

そう、彼女からの授乳指導は
まるで軍の教えのように厳しいものでした。
でもそのおかげで、すくすく成長できたので
担当持ってくださったことに本当に感謝してます。

授乳で私が一番苦戦していたことは
全然起きない息子を叩き起すこと。

体をくすぐっても、おしりを拭いても、
おしりの穴をワセリン付き綿棒で刺激しても、
起きそうで起きない。すぐに安らかな顔して眠る。

しかしさすがは軍曹。
なめた態度の息子に軍の教えを叩き込み、
息子、赤子泣きしながら起床。

赤ちゃんを抱く前に乳輪マッサージをして、
つきたてのお餅くらいフカフカにして授乳準備。

赤ちゃんの頭はしっかり手のひら全体で、
耳後ろに指が回るようにして頭をホールド。
赤ちゃんの鼻の位置が乳首と当たるように待機。

大きなお口が開いたら赤ちゃんの顔をスライドさせて
乳首だけじゃなくて乳輪までしっかり咥えさせる。

鼻と頬がおっぱいにめり込むように、
顎は二重顎になっているか確認!

ごっきゅごっきゅ喉を鳴らしながら飲む息子。

すごい…今までとは比じゃないくらい
しっかり飲んでる…

この日は日中授乳の度にナースコールを押し
軍曹の指導の元、授乳に励んだのである。
息子は軍曹が来ると観念して起きるようになった。

おっぱいもたくさん飲めるようになり、
赤子特有のミルク戻しもするようになり、
ようやく軌道に乗ってきた感じがした。

余談。

入院期間中、担当についていただくこはなかったが
この産院には勝手に「ヅカさん」と呼んでいた助産師さんがいました。

授乳室でお会いしたヅカさん、身のこなしがまるで宝塚男役トップスター。

化粧が濃いというわけではなく、
長身に端正な顔立ち、似合いすぎているベリーショート、
そして立ち姿勢、歩く姿、すべてが美しい…

ボロボロ産婦、危うく恋に落ちるところでした。笑

退院前日に風邪ひいた

私が。泣

なんか喉がイガイガするなーとは思ってました。
病室の乾燥か、出産時の逆流性食道炎か
そんなもんだろうと思っていました。

しかし、急に咳が止まらなくなる。

困るのは入院中の身ということもそうだけど、
何より出産で骨盤底筋が緩んだことにより
尿漏れを起こしていたこと。咳する度に漏れる。

一大事…

熱はない。とにかく咳だけでも止めたい。

ただそれだけの申し出だったが、場所が場所なので仕方ない
5日ぶりに鼻に綿棒を突っ込まれ抗原検査。

検査結果が出るまで病室待機。
息子は授乳室に預けられたまま。
時間だけがただ過ぎる。1人って寂しい。

そして検査結果が出る。

結果は風邪。

コロナでもインフルでもなくてよかった、
よかったけど大部屋にはいられなくなったので
退院前日にして個室へ移動。息子も連れてきてもらえた。

相変わらず咳は止まらないし薬ももらえなかったけど
部屋は快適になったし息子と二人きり。

退院前日にしてご褒美がもらえた気がした。

退院、念願の親子3人川の字

入院した日は雨が降る気温26℃の過ごしやすい陽気
退院する日は32℃と季節は夏になっていた。

夫が有給を取って迎えに来てくれたが
新生児を乗せて車を運転するのは怖いということで
タクシーで帰宅する。安心安全。

用意してきたベビードレスは暑いので
上からファサっと掛けるだけにして
親子3人サクッと産院前で記念撮影しタクシーへ。

6日ぶりの我が家。新メンバー息子加入。

リビングにベビー布団を敷いて息子着地。
変わらずすやすや寝ている。

我が家は生活環境がすべて2階に集結していたので
私の布団もリビングへ。
そしてなぜか夫も自分の布団をリビングへ。

「大人2人居た方が何かと便利でしょ?」

息子が産まれる前から「親子3人川の字で寝るんだ!」と、
自分だけ仲間はずれは嫌だと駄々こねた夫。
念願の親子3人川の字を強行。笑

産院での生活習慣がはまったのか
息子も3時間ごとにふにゃふにゃ泣いて起きる。
そしておっぱい吸ってまたねんね。

げんこつやまの狸さんとの生活は
本当に穏やかなものでした。

おへその消毒

新生児といえば沐浴!おへその消毒!

我が家の沐浴は、折りたたみベビーバス?を用意していたので
キッチンシンクで行う予定でしたが…

沐浴担当の夫が早々に腰をやられて断念。笑

大人しく風呂場にベビーバス持って行って沐浴しました。

ちなみに産院では沐浴指導がなかったので、
父母ともに自治体の両親学級以来の沐浴。

ぶっつけ本番な上に記憶が薄いので
隣で指示を出しながら夫が沐浴させる。

ベビーバスの中でプカプカ漂う息子。
沐浴布はとりあえず掛けておく。
が、しかし…ここでも寝ている息子。タフガイ。

タフガイのおへそはまだくっついているため
お風呂上がりはおへその消毒が必須。

綿棒の先に消毒液を染み込ませて
おへその周りをくるくるとなぞって消毒。
少しだけおへその内側もくるくる。

いつかポロッと取れると聞いていたが
その時は突然訪れた。

自宅に帰ってきて10日ほど経った頃、
ある日突然沐浴中におへそが取れた。

動揺する夫。
取れただけで出血などなく、トカゲのしっぽのよう…

タフガイ、相棒とのお別れ。
相棒はへその緒と一緒に桐箱に納めました。

1ヶ月検診で初めての外出

世の中恐ろしいことに気温35℃の猛暑日に検診…
タクシー横付けで出発。

産院での検診だったので、
同室のママさんたちと28日ぶりの再開。

相変わらず息子はぐっすりすやすや。
周りではギャーギャー泣きながら計測受けてるっていうのに…

そして息子、さすが強心臓
計測も診察も目は開けているものの大人しい。
泣いてもいいんだぞ…?

帰りにカフェに立ち寄って昼食を済ませ
タクシーで帰宅。無理。暑すぎる…

新生児と産後ということで
1日中涼しい室内で過ごしていた我々には
この猛暑はだいぶ堪える…

帰宅して親子ともにお昼寝。本当に寝てばかりだ。笑

新生児期まとめ

入院生活からスタートした新生児期。

基本は寝てばかりの息子を眺める生活。
幸せだが暇を持て余したそんな新生児期。

泣き声もふにゃふにゃから
えへぇ…えへぇ…と声は出るものも
まだまだ下手くそな感じが本当に愛おしかった。

首が座っていなくてそれが本当に怖かった…
あと、産院ではベビーセンサーがついてたから
自宅でセンサーなしの生活が不安だった。

ただでさえ寝てばかりの息子。
何度も起きて生きているか呼吸の確認してたなぁ…

お七夜、沐浴、おへその消毒、K2シロップ、
3時間ごとの授乳、1日8回のおむつ替え…
すべてが懐かしい思い出。

今思えば1日中息子のお世話していたわりに
一緒にお昼寝もできて元気に過ごしていたと思う。

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