バスケのデータ分析オンライン講座に申し込みました

こんにちは
先日、バスケのデータ分析に関するアメリカのオンライン講座に申込みをしました。

最初は体験談だけ書こうと思っていたのですが、せっかくの機会なので申込みの動機や現段階で把握している講義内容などについて投稿しようと思います。
バスケのデータについて興味のある方の参考になれば幸いです。

申し込んだ動機

本講座に申し込んだ動機は主に下記の2つになります

  • データ分析に関する情報や知見の習得

  • 海外のデータ分析の人たちとのつながり

データ分析に関する情報や知見の習得

現在、自分は独力でバスケのデータ分析について勉強や実践をしているのですが、自分が知見を持っている領域が偏っているなあと最近感じています。
統計周りの知識やツールの使い方は少し分かるのですが、それ以外ではペーペーもペーペーの知見しか持ち合わせておらず、分析に深みが出せていないなあと思っている次第です。

そんなときに今回の講座を見つけて、データ分析に関する情報や知見をインプットして、今後の分析活動のレベルを上げられそうだったというのが申し込み動機の一つです。

具体的にどんな情報や知見を得たいかですが、前提としてデータ分析をするには下記3点が揃っている必要があると考えています。

  • 解くべき課題は何か(what to solve)

    • チーム編成の仕方

    • 適切な戦術の選び方

    • 選手のコンディション管理

    • etc

  • どのように解くか(how to solve)

    • 利用する統計的手法

    • 意思決定するための適切なビジュアライズ方法

    • チームの傾向把握のために、日々の成績をBI化

    • etc

  • 必要な環境は何か(environment to solve)

    • データの取得元

    • 必要なデータの種類

    • 分析ツール

    • etc

今回はこの中で1点目と2点目について深く学びたいと考えています。
特に1点目は、チームがどういうような課題を持っているのかが外部からだと分かりづらいというのがあるのでぜひ知りたいと思っています。
※3点目は良くも悪くも最先端を行くアメリカならではの要素が多いと思うので、これを学んだからすぐ分析に活かせるわけではなさそう

海外のデータ分析の人たちとのつながり

自分の将来の展望として、バスケのアナリストとして働きたい、バスケの分析スキルを高めていろいろな分析を行いたいという思いがあります。
それに必要な取り組みとして、アメリカでどのような最先端な分析が行われているのかを知ってみたいというのと、自分なりの新しい知見が得られたらこちらからも共有したいなと考えています。
そのための取っ掛かりとして、この講座で海外の方との交流を持とうと思い、申込みをしました。

真面目な感じで書いてますが、単純にバスケのデータ分析している人と繋がれると楽しいし面白いってだけです笑

コースについて

※ここからの内容はこちらの講座HPに記載の内容を訳しており、翻訳っぽい言葉遣いになっているので、あまり気にせずにお読みくいただければと思います。
また、以降は講座をコースと記載します

概要

バスケのデータ分析の古典の"Basketball On Paper"の著者であり、ワシントンウィザーズのアシスタントコーチでもあるDean Oliverを始めとする講師陣がプロや大学のバスケで求められている分析スキルを教える8週間のコースとなっています。
このコースでは、スカウティングや人材発掘、パフォーマンス測定、フロントオフィスの意思決定の指針として、データや統計データを活用する方法を学びます。最終的な目標は、バスケ選手やチームのために、優位性を生み出す方法を学ぶことです
このコースの対象者はバスケットボールリーグ、協会、チーム、またはベンダーやコンサルタントに就職を希望している方、またはプロが選手を評価するために使用しているツールをより理解したいバスケットボールファンの方になります

コース内容

コースは主に週一で各回1時間の講座と、期間内に参加者と交流できるonline classへの参加やアクティビティの実施で構成されます。

※講座の内容は下記


第1週 バスケットボールにおけるアナリティクスの役割
(Roles of Analytics in Basketball)
第2週 バスケットボールアナリティクスの基本的なフレームワーク
(Basic Basketball Analytics Framework)
第3週 データ、データベース、統計学、プログラミング
(Data, Databases, Statistics, and Programming)
第4週 プレーヤーメトリクス
(Player Metrics)
第5週 類似性スコア
(Similarity Scores)
第6週 予想とNBAドラフト
(Predictions and the NBA Draft)
第7週 戦術と事前のスカウティング
(Tactics and Advance Scouting)
第8週 SportVuと関連分析会社
(SportVu and related analytic companies)




このコースで得られること

このコースの一環として、下記のことを教わります


  • バスケットボールの選手とチームの指標

  • どのようなデータが利用可能で、どのようなデータが必要なのか

  • 意思決定者とのコミュニケーションにおけるデータとアナリティクスの活用

  • 選手の人事に関する典型的な分析上の質問

  • コーチングに関する典型的な分析的質問

  • プロバスケットボールレベルでの成功の予測

  • バスケットボール分析企業での機会

  • NBAアナリティクスとNCAAアナリティクスの比較

  • NBAと大学バスケットボールにおけるアナリティクスの役割と機会

  • コーチングとアナリティクス

  • バスケットボールの基礎的な統計と応用的な統計

  • データドリブンなスカウティングと試合中の準備

  • データの取得と分析方法

  • 様々なバスケットボール分析ソフトウェアのオプション



また、本コースの受講によって、以下のような職種への道が開けます



  • バスケットボールスカウト

  • バスケットボールアナリスト

  • バスケットボールコーチ

  • バスケットボール・オペレーション

  • バスケットボールアドバンススカウト(注:選手のスカウトではなく、試合のスカウティングの意味のようです)

  • バスケットボール研究開発

  • スポーツジャーナリスト/バスケットボールブロガー

  • バスケットボール情報システム

  • データサイエンティスト

  • リサーチアナリスト

  • GM

  • ファンタジーバスケの仕事

  • バスケットボール選手育成、バスケットボールトレーナー

  • バスケットボール分析会社

  • スポーツベッティング

  • NBAフロントオフィス


またコース修了時には、認定証が渡されるとともにDean Oliverから直接指導を受けたことを含め、新しいスキルを強調するために履歴書を書き直すお手伝いをします。

所感・その他

コースの内容をまとめてみた感想ですが、データ分析の知見を得るという要素だけでなく、その後のキャリアアップのためにどういうメリットがあるのかの話が多いのが新鮮でした。なんなら後者の話の割合が多いくらいです。
その点で、データ分析自体に関する要素がコースの中でどの程度学べるのか若干不安な点はありますが、積極的に質問などして学んでいこうと思います。
※正直、Dean Oliverと話せるだけでも参加する価値ありだと思っています。

今後の予定ですが、コースが7月下旬から始まるので直近は英語での会話を少しでもスムーズにするためにDMM英会話で英語の練習をしています。
また、コースが始まるまでに、名刺代わりになりそうなデータ分析を1,2個ほどした上で、それを英語でも公開したいと思っています。
こういうトピックが面白そうとかやってほしいなどあればコメントいただけると幸いです。

※余談ですが、DMM英会話でフィリピンの人とバスケの話をすると、Bリーグのフィリピン人選手の話題が高確率で出てきて、やっぱり有名なんだなと実感しました

※さらに余談ですが、コースのお値段は1450ドルとなっています。
自分がちょうど円安進行中のときに申し込んだので、日本円では18万円ほどになりました。もっと早めに申し込んでおけばよかったなあと少し反省してます。

今回の記事は以上になります。
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