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企業の将来へ向かう熱量と、学生の過去を内省する冷静さ

課題感|B2B企業を全く知らない学生時代

就活ランキングのトップは以前として「消費者目線」で目立った企業である。もちろん2B企業も含まれるが、全企業のうちの2B企業の割合を鑑みると、世の中の企業がどれほど他社に多様なサービス、いろいろな価値貢献をして貢献していることを知った上で、企業選びをしている学生は少ないだろう。

B2B企業を知らないとどうなる?

昨今の就職活動は「ジョブ型採用」という言葉にもあるように、就社というよりも「どの職種につき、広いエリアを経験しつつも、専門性を高めることができるか」ということが優先されているようである。しかし、学生の職種に対する理解としては、「営業」「マーケティング」「エンジニア」….といったように、あまりに粗い。実際は、より細分化され、より多様な形態を持っている。企業によって組織図の組み方は異なり、そのうちどの職種がどういった役割を担っているかは、学生のイメージとは全く異なる。

そもそも新卒採用とは

新卒採用は、もの凄く特殊だが、言うまでもなく企業目線では「学生のポテンシャル」が重要である。需要としては、「長期間を前提に人件費を投資することで、市場に変化があっても会社を安定させてくれること」である。そしてたまに向上させてくれる人がいると嬉しい。一方、学生目線では「これまでの自分の能力を尊重してくれて、世の中がどうなっても生活を保障してくれること」である。そして、自分をブランディングしてくれる魅力があると嬉しい。会社では将来に、学生では過去にベクトルが向いている差はあるが、重要な要素はやはり安定性で、将来性だ。上記の点が一致し就活業界は動いているが、企業の将来へ向かう熱量と、学生の過去を内省する冷静さは、一致して然るべきだろうか。

Noteの目的

2B企業同士は、互いの未来に影響する重要な意思決定が、常に行き交っている。もちろん、2C企業は消費者の動向を左右する重要なトレンドを握っているし、そもそも2B、2C関わらず互いに影響し合っているのが市場の複雑さである。だが個人のキャリアという点では、過去を冷静に内省してみての意思決定「社会にどう貢献するか」が、多様な企業の実態とを相互に照らし合わせて見出されているものではないだろう。社会人になってしばらくすると、段々と市場がいかに複雑か理解してくるし、中途採用を経験すると新卒採用は特殊なものだったと、認識する。

ただし、あくまでそれはいろいろな人に出会う機会に恵まれ、コミュニケーションを通じた感覚的な理解である。

情報源はまだまだ少ない。

そこで、B2B企業に絞り、新卒・中途採用のキャリアをペルソナし、業態の影響を受けてどのようなキャリアを辿るのか、イメージを共有したい。

「B2Bキャリアナビ」のメディアを楽しく、面白く、好奇心を持ってぜひ楽しんでほしい。

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