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思索の"土壌"

「科学」と「技術」(5)

「エジプト」「メソポタミア」「インダス」「黄河」の、いわゆる世界の「4大文明」の位置や条件は、

1.北半球の比較的温暖な中緯度地帯

2.農耕に適した肥沃な土地を氾濫で生み出す大河の存在

です。

天候が穏やかであれば人間の活動は、それに左右される事が減り、より人間に有意義なものに当てられます。

また大きな河の存在は、氾濫によりその流れを変えることで、徐々に流域の土地を広くなだらかにし、多くの人口を養える文字通りの"土壌"を作ります。また、大きな河はその流れを使って大量に物が運べるので、物流や人同士の交流も容易にします。

これらの要素の重なりは、違う人間の思考や行動に触れることで自身の"思索"を、より「高度」に、より「複雑」にしていきます。

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