見出し画像

きっと自分らしいって "自分軸" でいることだ。

先月はもう1本noteを投稿したかったが、書いているうちに迷走してしまった。順番とか、言い回しとか、綺麗にまとまるように、いらない言葉は削ぎ落として必要な言葉だけを残すように、と思って書いた文章は、私の形を成してはいなかった。無駄と思える言葉の中にこそ私の本心があるのかもしれない、なんて思った。昔よりは大分マシになった完璧主義が今でも顔をちらつかせるが、まだ書き始めたばっかりなのだから、構えずにぬるっと書いていきたいな〜。



ここ最近、「自分らしいって何だろう?」と考え続けている。
きっかけはスターバックスの春限定のタンブラー。ベージュ地にピンク色で桜が描かれている、いわゆる淡色女子が好みそうな雰囲気のもの(偏見かも)。持ち歩きにはぴったりの大きさで、ひと目見て可愛いな、欲しいなと思うと同時に、私らしいかな?という考えが浮かんで買うのを躊躇ってしまった。
もう少し考えてどうしても欲しかったら買おう!と思ったが、その時にはどのお店に行っても売り切れ。しかし諦めきれなくてオンラインショップを見ると在庫有りの文字が。指はカートに入れようとしているのに、また頭の中に本当に私に似合うだろうか?と疑問が湧き出てきてしまった。「そんなこと気にしないで自分の好きなものを買えばいいんだよ!」という私と「いやいや、私には可愛すぎるよ」と2人の私が頭の中で対立する。日頃から迷ったら買わないことにしているのもあって、結局買わずに終わってしまった。

ただタンブラーを買わなかったという事実があるだけだが、私は普段白や黒などのシンプルで綺麗めな雰囲気だから淡色女子が好むようなものは似合わないはずだ、「きっと他の人もそう思うはずだ」と他人軸の考えが購入を妨げたことに気がついた。
自分軸であったならば、きっと「私が」可愛いと思ってるから買う、という選択肢があったはず。



そもそも自分らしいかどうかなんて私が決めていいことのはずなのに、いつから他人の目を気にするようになったのかと考えてみたら、まさかの幼稚園の頃まで遡ることになってしまった。

年中の頃だろうか、私はピンクが好きだった。でもピンクは可愛い女の子のものという風潮があったし、水色は男の子すぎるなと考えた結果、私はオレンジが好きということにした。これは小学生になっても続き、好きな色は?と聞かれた時や好きな色を選ばないといけない時も、必ずピンク以外の色を選んでいた。

形を変えて中学、高校とそれは続き、自分の心から好きなものではなく、周りが思う私らしいものを好きと言うようになっていた(と今の私なら気づける)。あの頃は自分らしさより、周りからどう見られるのかが気になって仕方がない時期だったのだ。


今では大人になり、「自分は自分だから!」と心から思う可愛いものや欲しいものを手にできるようになったと思っていたが、今回のタンブラーでまだまだ呪縛に囚われていることに気付かされた。これからはもっと自分の気持ちに正直に、少しずつ好きなものを集めていきたい。
そう思ったそばから「このネックレスは私らしいだろうか?」と考えあぐねているので、なかなか長年の癖を変えるのは難しいようだ。

今のところは「自分らしさ=自分軸」という結論にたどり着いたので、迷ったら思い出すようにしていきたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?