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思考の因数分解

文章のうまい人は、思考の整理が上手なんだなと常々思う。

「正しい文法を使っている」「表現が豊か」など、うまい文章の条件は色々あると思うのだけど、ここでいう「うまい文章」は、読んだ人に「考えるきっかけ」や「新たな視点」を持つきっかけを与えたりする文章のことだ。

私はそういう文章に出会うと、おもわず書き手のクレジットをチェックしてしまう。
興味のあるテーマの記事でも「結論なにが言いたいのかな」という文章は途中で読むのをやめてしまうし、逆に興味がなかったテーマの記事でもどんどん惹きこまれて、読み終わった後にはグルグル頭をフル回転させて、考えを巡らせたこともある。

私は恥ずかしいことに思考力が乏しいので、なにか考えていることがあってもそれを上手く伝えられないことが今の悩み。
それでも勇気を出してライター・編集者の道を歩き始めたのは、様々なヒト・モノ・コトを自分の目で見て、聞いて、考えて、伝えることでそれらの価値をアップデートしたいから。
例えば、一見今の社会のニーズや思想とは全然噛み合っていなそうに見えても、あらゆる視点から捉えて考えていくと、実は今こそ必要な思想だったり、未来のヒントになったりするコトがある。
そうした価値を作る為には「あらゆる視点から物事を捉えて、考えて伝える力」が必要になってくる。
私の場合、その力が乏しくて「価値を生み出す」文章がまだ書けない。

思考力をつける為には、アウトプットとインプットを繰り返して筋トレのようにとにかく続けていくことしかない。
そんなことを考えていた矢先に、親方・リョーさんのこんなnoteがアップされた。

読書、Netflix、web記事などなど、超多忙なのにインプットの量が半端ないリョーさんの文章はまさに「思考力が優れている人の文章」だ。
語彙力や文章力などはもちろん、知識量が尋常じゃないのでベースのレベルが高すぎるのだけれど、頭の中の思想をわかりやすくロジカルに文章に落とし込んでいるからとても読みやすいし、「そうかこんな考え方があるのか、じゃあ私はどうだろう」と考えるきっかけを与えてくれる。

たぶん、私が文章を書いている時につまづいてしまう理由は「結局自分は何が言いたいのか」がわからなくなってしまうから。
以前モリジュンヤさんが紹介していた「伝えたいメッセージを文章化する方法」を読んで、書きたいことを整理してみたりはしているものの、それでも「思考の整理」がなかなか苦手だ。

なので
①インプット量を増やす
②最近放置してしまっていたこのnoteをアウトプットの場に活用する

①②を繰り返して、思考力をガシガシ鍛えていこうと思う。

いろんな情報に触れて、思いを巡らせて、それを誰かに伝わるように文章に落とし込む。
そうした「思考の因数分解」を繰り返して、思考力を鍛えて「文章がうまい」人になっていきたい。

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