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余計なアドバイスなんていらないのに。

「あなたなら大丈夫だよ」

何か悩みがあって相談をしてくる人は、こう言ってもらいたいとうことを知ってる。

分かってる。

相談する相手って、けっこう信頼してて好きな人を選ぶから、そんな人にそう言って欲しいなぁと思っている。

だって、信頼してる人からの根拠のないその言葉はなぜだか元気が出るからだ。

この人がそう言ってくれるなら、多分私はできるぞ!という根拠のない自信が出てくる。

根拠のない言葉が根拠のない自信をつけて励ましてくれる。

お互いに信頼しあえていたら、より『根拠のない自信の力』はすごい。

『お互いのことが分かっている』ということをお互い分かっているから、無理に言葉をつけなくても力が出てくる。


なのにいざ相談されると、余計ないらないアドバイスを言ってしまいがちだ。

言ったあと「いらなかったな〜」と毎回後悔する。

「きっとあなたは〇〇だから〜したほうがいいんじゃない?」とか、何とか…。

私が言われても絶対「そんなの分かってるよ!」と言いたくなるような言葉。

でも、なんでだろう、あなたが欲しい言葉は何なのか分かっているのだけど、ついつい言ってしまう。

数うちゃ当たるじゃないけど、私が言った言葉のどれかがあなたの自信になってくれればいいなという押し付けがましい愛情と、あなたのことをちゃんと考えているよというもっと押し付けがましい愛情から色々言ってしまうのだ。

自己満でしかない。

それによって相手の核心を突きすぎてしまったことも何度かあるし、私が言った言葉のどれもあなたの自信にはならなかったことがたくさんある。


あぁいつかカッコよく

「あなたなら大丈夫だよ」

と、言えるようになりたい。

そして、その言葉だけであなたに自信がみなぎってくる瞬間を見たい。

きっと、私にはまだこの言葉だけで自信をつけてあげられるという自信がないのだ。


40才くらいになったら言えるようになってるかな、なってたらいいな。

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