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本気の人に憧れる


一生懸命、とか。
全力で、とか。


よく使われる言葉だけれど、
それってすごく勇気がいることだと思う。


本気を出すのって怖くないですか?


私は怖い。


本気を出すこと自体が怖いのではなくて、
その先にある結果を見ることが、怖い。


本気を出した自分に幻滅すること。
言い訳できないし、逃げ道もない。
だって、一生懸命、全力でやった結果だから。
それが本当の自分の実力ということ。

そうやって、自分は大したことない人間だと、改めて突きつけられることがとても怖い。


だから何をしても、“本気じゃなかった”と思ってしまう。そうすることで、逃げ道を確保している。
本気じゃなかったから、できなかっただけ。
ね?これなら痛くない。


書き出してみると、めちゃくちゃダサいな。
思わず自嘲してしまう。
でも、そうやって生きてきた。


すると、自分の中に歪みが生まれる。
本気を出した自分への期待値ばかりが高まって、実際は中身空っぽの人間のできあがり。
自分の実力を正しく把握できていないから、常に不安なくせに自尊心ばかりが肥大していく。


情けないと思いつつも、
思考の癖ってなかなか治せないもんだ。


けれど、本当は気付いてる。
結局自分は大したことない人間で、
このままじゃいけないということを。


だから、私は挑戦する。
とても、とても、怖いけれど、全力を出す。
なりたい自分と今の自分がどれだけ、かけ離れているかを目の当たりにする。
そこが、私にとってのスタートだ。


私が決めた、この一世一代の一生懸命の決意を
誰かに知っていて欲しくて、
こんなことを書いてしまった。

全力で、頑張ります。

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。

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