ブルーピリオド【日々のツイトレ】
※2020.3.16monのTwitterトレンドワードより
昨日に続き、マンガの話。
私はマンガが好きです。
できればずっとマンガを読んでいたい。
単行本派だけど、時間が許すなら連載誌も追いかけたい。
可能なら全部読みたい。
Webまで追いかけ始めたらもうダメ。
悩ましい。
世の漫画家さんとマンガ編集者さんに日々感謝しながら生きています。
「マンガ大賞2020」が発表されました。
似たような賞がたくさんあるので、あまり気にされてない人も多いと思いますが、この賞はどちらかというと読者側に近い賞だと思っています。
マンガ大賞2020が山口つばさ『ブルーピリオド』に決定 東京藝大合格を目指す男子高校生の苦闘と成長(IGN JAPAN)
マンガが好きな人が集まって、2019年に刊行された作品の中で、もっとも人に奨めたいマンガを選んで投票する「マンガ大賞2020」が2020年3月16日に決定。高校生の矢口八虎が東京藝術大学への入学を目指して絵画に取り組む山口つばさ『ブルーピリオド』が受賞した。
納得の選出。
特にジャンルの指定がない人に今マンガを勧めるなら『ブルーピリオド』。
間違いない。
高校生の美大受験を題材にしたマンガなのですが、「美術」でありながら完全に「スポ根」マンガです。
才能、努力、挫折。もちろんライバルも登場します。それらを乗り越えて、受験。
これまで芸術ジャンルでも音楽を題材としたマンガは多くありますが、美術を題材としたマンガは比較して多くないことに気づきます。それに加えて、受験モノとなると更に少なくなります。
音楽は絵で具体的に奏でることはできませんが、美術は具体的に作中に出して表現しなくてはなりません。そして、作中で描かれた作品が読者を納得させるものでなくてはならないのです。表現方法は様々ですが、ここがマンガでの表現の難しさであり、これまであまりなかったジャンルになっているのではないかと思います。
この『ブルーピリオド』は、多くの人を納得させ、美術が好きな人も美大受験なんて考えたことすらない人も、共感できる部分を生み出しています。
美術に興味がない人も引き込まれ、必ず新しい発見があるマンガです。
現在6巻まで発売されていて、ストーリー的にも区切りがいいので、もし興味を持ったなら、この機会に手に取って読んでみることをオススメします。
今回『ブルーピリオド』が選出された「マンガ大賞」は、マンガ好きの書店員と、オタクで知られるニッポン放送の吉田尚記アナウンサーが中心となって発足した賞です。
今年のノミネート作品から得票は以下。
大賞 『ブルーピリオド』 山口つばさ 69ポイント
2位 『SPY×FAMILY』 遠藤達哉 63ポイント
3位 『スキップとローファー』 高松美咲 58ポイント
4位 『波よ聞いてくれ』 沙村広明 57ポイント
5位 『水は海に向かって流れる』 田島列島 56ポイント
6位 『ミステリと言う勿れ』 田村由美 54ポイント
7位 『夢中さ、きみに。』 和山やま 50ポイント
8位 『チェンソーマン』 藤本タツキ 40ポイント
9位 『まくむすび』 保谷伸 36ポイント
10位 『違国日記』 ヤマシタトモコ 31ポイント
11位 『僕の心のヤバイやつ』桜井のりお 24ポイント
12位 『あした死ぬには、』 雁須磨子 20ポイント
私は『ブルーピリオド』『SPY×FAMILY』『スキップとローファー』『波よ聞いてくれ』『ミステリと言う勿れ』『まくむすび』を購入しています。
打率5割。
並べられると、他のノミネート作品も読んでみようと思ってしまいます。
こうやって読むマンガが増えていっちゃうので、積ん読状態になってしまうんですよね……。
読みきれないマンガ。
読みきれない小説。
開封していないゲーム。
消化しきれないテレビ番組が溜まったHDD。
もうひとつ、というかもうふたつ、いや3つ4つくらい自分がほしいです。こんなつまらないことに記憶の並列化を使いたい。
そろそろ何かを切り捨てていかないと、人生追いつけないかもしれないと思う今日この頃です。
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