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旅館におけるUXについて思うことがあったのでメモ

Go Toキャンペーンでいつもよりランクの高いお宿に宿泊することができたので、良いなと思ったことを書き留めておこうと思います。

今回泊まったのは秩父温泉 ゆの宿 和どう

秩父とか近すぎて(実家から車で1時間もかからない…)わざわざ泊りで行こうと思わないので、却って新鮮でした。埼玉は何もないというけど、本当は何でもありすぎて気づいてないだけなんじゃないだろうか。

「客室に露天風呂がついてる」「夕食が部屋出し」「大浴場が温泉」などそもそも旅館としてのスペックがとても良いところなのですが、主にソフトウェア面で良いなと思ったことがあって、

良かったことその1:大浴場に入れる時間と、男女入替のタイミング

宿泊客はほぼ24時間入り放題。

大浴場は2つあって、時間制で男女が入れ替わるのですが、その入替時間が23-24時。朝方に入替という旅館が多いのですが、寝坊すると片方のお風呂に入れなかったりしがち。この時間帯に入替だとほぼ確実に両方のお湯に浸かれる。私は夕方・夕食後・(ここで入替)・深夜・朝の都合4回入ってそれぞれの露天の昼・夜を堪能しました。

良かったことその2:大浴場に備え付けの設備

2つある大浴場は雰囲気の他に広さとアメニティに差があって、

昼~夜に女風呂になる方:広くはない。アメニティ充実。メイク落としと洗い流さないヘアトリートメントがあったのが好印象。

深夜~朝に女風呂になる方:広い。アメニティは少なめ(メイク落としとかはない)

という感じで、夜に髪を洗ったりメイク落としをしたりして、それ以外のタイミングはお湯に浸かるのがメイン、というスタイルにぴったりでした。

(洗面台や洗い場の数はどちらも同じくらいで、充分な数がありました)

どちらのお風呂にもベビーベッドやお子様用椅子、三点式の杖が置いてあったのも良かったです。どんな年代のお客様も安心。

あと大浴場の手前に冷たいお水が置いてあるのもありがたかったです。

良かったことその3:お宿に備え付けの設備

良いのはもちろんお風呂だけじゃないぞ!

山なので傾斜の多い場所ですが、共用部は基本的にバリアフリー構造で車椅子の貸し出しもあり。

2つの客室をつないで、コンドミニアム的な使い方ができるお部屋もあるとのこと。高齢のご両親と一緒に近場で一泊、という需要にマッチしそうですねー。

良かったことその4:サービス

チェックインはカウンターでなくロビーのソファに座ってさせてくれるスタイル。ウェルカムドリンクのサービスあり。熱い最中駅から歩いてきた身にはとてもありがたい…!

ユーザー体験とは何かを考えさせられた

上に書いたことをはじめとして、「どういう人たちに来てもらって」「どう過ごしてもらいたいのか」ということが接客や設備からも伝わる、とても良いお宿でした。

よくWeb業界ではUX(User Experience:顧客体験)の向上という文句を口にするけど、それは旅館をはじめとした現実のサービスにもあてはまる概念なのですね。

なかなか外出や旅行というのもしづらいご時世になってしまったけど、たまには温泉入って美味しいもの食べるということが必要だなーと改めて実感した2日間でした。旅行はインフラ

予算的にはちょっと背伸びをしましたが、交通費ほとんどかからない分旅費のトータルはそんなにかかってないのですよね。涼しくなったらまた温泉三昧しに行こうと思います(*'▽')


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