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名付けようのない咳をホメオパシーで治療した話

4月の上旬から花粉症の余波で喉がおかしくなってたいそう困った。咳が止まらないのである。寒い日に外をたくさん歩いたら喉が腫れたみたいになってしまった。そこから始まった。ちなみに、毎年のヒノキ花粉の花粉症は全然出なかった。


咳は後鼻漏というやつが原因。鼻水が喉の方へ流れる、ということ自体は誰でも日常的にあるが、鼻炎由来の今回はおかしな方向へ展開した。粘度の高い鼻水が喉の方に流れて、それが刺激になって咳が出る。常に何か喉にひっかかっているような感じで不快極まりなく、こみ上げるように出る咳がめちゃくちゃ大きく、しかも止まらない。ひっかかっているものが出せたらいいのだが、痰というわけでもないので、行き場のない咳を繰り返す。ここにも書いた咳の感じと基本のラインは同じのようだ。気管支が悪いわけではない。けっこうな咳だった。仕事場で、遠い席にいる新人のスタッフが心配してプロポリスの飴をくれるレベルである。夜は咳で眠れない。15分に一度ぐらい激しく咳き込むので、とにかく睡眠が分断されるのだ。これはかなり参った。眠れないというのがこんなに辛いとは。朝起きたらぐったり疲れていた。咳がで始めてから1週間ぐらいの間に出張があったのだが、仕事の時間以外はガチでホテルで休息を取らねばならないレベルだった。最終的には話すと咳き込むという状態だった。声帯に何かくっついてるのだろうかというレベルの不快さで、話せないし、試しに歌を歌おうとしても歌えない(咳き込むし、思った音程がまったく出ない)。


ホメオパシーを始めて以来、こういう明らかに重篤でないタイプの症状に対してかなり楽観的な私も、さすがにこれは辛いとホメオパスに電話した。症状を話すとすぐにレメディが決まったが、あいにく私の手元にないものだったので、速達で、しかも受け取りやすい職場に送ってもらうことになった。それまでになんとか凌ぐため、手持ちの中からPuls. C 200 朝までに3回、十分落ち着かなければ、それに加えて、Phosphorus 10M を1回との指示。結局この指示された分を全て取って、少し多く眠れたような…!ぐらいの感じで朝を迎えた。


翌々日レメディが届き、Wye. C200を飲むことになった。回数を指示されなかったので様子をみながら3回飲んだところでの、ホメオパスへの報告メールがこちら。

昨日はあまり変化を感じませんでした。
夜も布団に入ってから二時間くらいは咳で辛かったです。
その頃から、口の中に透明のネバネバした
鼻水のようなものが増えてきました。
その後、少し続けて睡眠がとれて、
朝からくしゃみや鼻水が増えました。
喉や口も引き続き分泌物が多くなりました。
冷たい水でうがいをすると気持ちが良いです。
職場に来た感じでは、
昨日よりは少し咳が減り、話しがしやすくなったようです。
とはいえ、いつも夕方から夜の方が辛いので、
まだちょっとわからないところです。


すると、レメディを水に溶かして飲む指示がきた。10粒ほどを50ccぐらいの水によく溶かし、ペットボトルかグラスに入れて一口ずつ飲む。1日で飲みきる感じで、4回ぐらいにわける感じだ。飲む前にグラスなら撹拌し、ペットボトルならそれを振る。


ということをしてわずか2日程度で、咳はぐんぐんと収束に向かった。どれぐらいおさまったかというと、コンサートに行って一度も咳こまずにすんだという程度である。ビールなどを飲むと刺激で咳が出たり、喉の奥が不快だったり、寝起きや夜寝るときに少し出たりというのはしばらく続いたが、ほどなくレメディを飲むのを忘れるレベルになった…!


普通の病院に行ったらやれ咳どめ、しつこい鼻炎のための抗生物質だ、という感じになっていたと思う。ホメオパシーの本領発揮を久々に目の当たりにした。

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