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M&Aマッチングサイトで会社売却を試みたが、上手くいかない!

◆ご自分での売却先を探し交渉してみたけれど、どう進めていいか分からない方も多くいらっしゃいます。

今回は、ご自分で事業承継を完結させようとしたけれど、上手く行かなかった方からよくあるご相談の一例をご紹介します。

✅ご相談内容

自社の売却を検討している。

テレビCMでよく見るM&A仲介業者に相談するとかなりの報酬が発生するらしい。

ここは自分でやってみるか。

社内の人間は……引き継いでくれそうもないか……

次に、同業の人間などをあたってみたが、買い手候補は見つからず。

最近は、インターネットでマッチング先を見つけるものもあるらしく、M&Aマッチングサイトに登録してみた。

買い手候補からいろいろとメッセージが来たが、何を言っているのかよくわからない。

一度、面談もしてみたけれど、相手はM&A交渉に慣れているようで、どうも言いくるめられている気が……

この相手とは、話をすすめないことにした。

何も進まず、決まらないまま時間ばかり経過していく。

どうしたものか……

✅ご相談へのご回答

M&Aアドバイザーにサポートしてもらうと当然報酬は発生しますが、セーフティーに進めたいのであればM&Aアドバイザーに、ご相談されることをおすすめします。

こちらもよくいただくご相談です。会社や事業の売却を検討される場合、購入先を自分と近しい人から順にご相談する傾向があります。

親戚⇒社内の役員、従業員⇒取引先⇒親しい人からのご紹介、などの順に探していきますが、それでも見つからない場合はM&A仲介業者に依頼することになります。

しかし、成功報酬が高額なため、さらにM&Aマッチングサイトでご自分で事業承継を試みます。

間違った進め方ではないのは確かですが、実際問題、M&Aはかなり専門的な知識が必要です。

ご自分で手続きを進めようとすると、ほぼ難航します。

特にITスキルのない高齢者の方が、M&Aマッチングサイトを駆使し、最終譲渡契約に漕ぎ着けるのは至難の業です。

それでご自分では上手くできず弊社へのご相談に至るわけです。

また、買い手候補がM&Aに慣れており、買収交渉を円滑に進めてくれるケースもありますが、交渉の主導権を取られ、買いたたかれる可能性は高くなります。

ご自分で交渉される際は、最も気を付ける点です。

◆まとめ

一般的に、M&A仲介業者に支払う報酬は高額なので、ご自分でM&Aの交渉や手続きを行いたいというお気持ちもわかります。

しかし、M&Aをご自分のご希望通り進め完結させるには、専門的知識だけではなく、交渉術など様々なスキルが必要となります。

交渉相手がM&A経験の多い大手企業や、買い手側にアドバイザーとしてついているM&A仲介会社となると、間違いなく主導権を取られてしまい、希望条件をほとんどくみ取ってもらえないことも珍しくありません。

どの世界でも、素人が百戦錬磨のプロと渡り合うのは無理なのです。

M&A交渉を有利に進めたいのであれば、あなたもM&Aアドバイザーを用心棒として雇われてはいかがでしょうか?

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

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