【‘‘変わりゆくもの’’】

本をこれまでたくさん読んできて、自分なりの理想的な大人へ近付けただろうかと思い返すことが何度かあります。
人は思ってるほどそんな簡単には変われないものだと考えていたりします。
心身ともに、どこか幼い頃の面影があるもので、いつまでも子供だなと痛感することさえあります。
周りの人たちや環境というのは急に変わるものであり、適応するまでには人間関係の問題などに頭を悩ませることもあると考えられます。
この先どうなるのだろうかという、理由が分からない不安感というのは常に抱いていたりします。
そうした不安から心を逃がしてあげる為に本を読むということで、何度も救われてきました。
物語の登場人物たちに感情移入することで、自分だけが世界に取り残されていないということを実感し、感動を覚えることによって、自分の中に希望が生まれることがあります。
物語を読むことで、今の私は別の私へとなって、変わっていく。
変わりゆくものは、私ではなく、私自身の心であるのではないかと感じています。
変わらなくてもいいと思うこともありますが、成長する為には自ずと変わらなければいけないことだと思います。
変わり続ける手段は、人によっては異なるものであり、変わる為には私を理解することが大切だと読書から学びました。