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「好きな人といる」より「嫌いな人と離れる」ために退職した話

10年勤めた職場を退職した。
理由は、ありがちな“人間関係”

同じ係の人のほとんどが嫌いになった。
ほぼ嫌いな人に囲まれた職場で過ごす時間は地獄だった。「フレックスになって、みんなのいない時間に働けたらいいのに」と何度も思った。

少しずつ、大小さまざまな“嫌いポイント”が蓄積し、尊敬できなくなって「この人たちと一緒にいたくない」と思ってしまった。自分の思い込み、気にしすぎ、受け取り方が悪かった部分はあるだろうけど、それでも傷つき続けた。

「自分は人を非難できるほどの人間じゃない」「人を嫌いになるのは自分が未熟だから」「人の嫌いな部分は自分の嫌いな部分」「仕事と感情を切り離さなければ」「みんな自分より大変なんだからこれぐらい我慢しないと」「自分が嫌ってることは相手にも伝わっている」「嫌だと思うからどんどん嫌になる」「好きになろうとしなければ」
などと思ったところで無理だった。

涙が止まらず出勤できないことも、体調を崩すことも増えた。死にたかった。
嫌いな人達を心の中で見下すことで精神を保ち、日常を続けていた。
ある日、仕事中に呼吸が苦しくなった。「ここにいたら、呼吸もさせてもらえないのかよ…」と思った。パートナーからの「もう、辞めな」という言葉をきっかけに退職に至った。

退職理由が人間関係であるとはもちろん言わない。嘘ではなく、でも“それはしょうがないね”となる理由を告げ、退職と有休消化が決まった。

10年もいるとたくさんの出会いがあり、大好きな人がたくさんいる。その人達は私がここを離れることを寂しがってくれて、私も寂しかった。
好きな人より嫌いな人を優先してしまったと思うと情けなかったが、好きな人と過ごす楽しい時間で得られた“生きる気力”より、職場で受けるダメージが勝ってしまった。

最後の出勤日も嫌な思いをしたけど、やっと解放されて気持ちが軽くなった。
翌日からは最高の気分!!体調もいい。家で過ごすことが好きなのを再確認して「いつか家で仕事できるようになりたい」という目標も見つけた。

次の職場でまた周りの人を嫌いになったら辞めるのか?
→病気になりそうになったら、死にそうになったら辞める。

予防策
・人に期待しない
・自分が見ているのはたった一面で、都合のいいように受け取っているかもしれないと思って対処する
・楽しいことを探して取り組む
・睡眠
・ストレッチ(ゆくゆくは筋トレ)

みんなが楽しく暮らせますように。

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