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休職→転職〜気持ちの整理note〜

今年1月末に出産、2ヶ月産休取得、2ヶ月職場復帰、
その後3ヶ月休職することにしました。
休職期間(6月〜8月末まで)が終了し、このnoteを書いています。

流産死産後の職場復帰、その後、仕事を続けられるかどうか、
経験した方はその不安を抱えながら、職場復帰の日を迎えると思います。
TwitterやLINEチャットでもこの不安を漏らす方が多いです。
私も、不安でしたし、何度もその不安を漏らし、背中を押して頂きました。

まずは復帰してみて、様子を見て、
今後のことを考えようと思い、復帰後の2ヶ月を過ごしました。
働きながら、何を感じていたのか、
休職を決めたのはなぜか、
そして、休職を経て、転職することにしましたので、
その気持ちの変化も整理したいと思います。

先のことは決めましたが、まだまだ闘っています。闘いの日々ですね。

この先、私が感じたことを書いています。
職場に関することなので書かない方がいいこともあると思うのですが
私と同じような経験をしている方への共感と
その周辺の方に、もしこのnoteが届くなら、参考にして欲しい気持ち、
そして、私の気持ちの整理として書き、公開することにしました。
気分悪くなる方は、フェードアウトして頂きますようお願いします。


職場復帰してから毎日何を感じていたのか

・景色(主に通勤路・オフィス)が、
 妊娠期間中のこと(胎動・張る感じなど)を思い出すフックとなり
 もうお腹にいないという事実を感じ続けていた。

・社内外の関係者(100名程)が妊娠と後期流産を知っていて、
 声をかけて頂くが、その瞬間に張っていた心が緩み、
 そこからまた心を立て直すことにストレスを感じていた。
 仕事の効率も大きく下げていた。

・職場で子どもの話や母・父の日の話を、上司は私に話してきたし、
 同僚はオフィスで話していた。
 子どもの話題が出たときには席を立って離れるようにしていたが、
 それも仕事の効率を下げていた。
 ※父の日の話は、夫に家族で父の日を迎えさせてあげたい、と思ってしまう

・特に帰り道、車を運転しながら目に涙を溜めていた。

・授かる前と同じような日々を過ごしているのが、すごく嫌だった。

・仕事に大きい小さいを付けたくはないが、
 それでもやっぱり簡単な仕事が多く、
 やりがい、モチベーションの置き所がわからなくなっていた。
 (事前の面談では元のキャパに戻して欲しいと伝えていたが、
 それでもやっぱり様子見だったのだと思うし、その対応で妥当と今は思う)

・在宅勤務を認められ、週に2日出社などで何週間かは勤務できたが
 出社しないと出来ない事が増えてしまったし、それでいいと思っていた。
 でもダメだった。

だらだら書いてしまいましたが、
職場に妊娠と後期流産を知っている人が多い、
妊娠時と同じ職場環境、子育て世代の上司・同僚が多い、というのが
毎日過ごすには厳しい環境だったのだと思います。私の場合です。

3ヶ月休職しようと決めるまで

・きっかけは、出産予定日を迎えたこと(6月2日)
 この前後の日程は休むと伝えていたが、その後2週間、出勤できなかった。

・身体に違和感を感じていた
 下腹部に強い痛みが出ていたが婦人科では問題ないとのこと
 ぐっすり眠れない
 身体が怠い

・出勤できなくなりしばらく経って、
 上司とのオンライン面談で、どのように働き続けるかを相談。
 完全在宅勤務を希望したが、週に3日は出社して欲しい、ということだった。
 そして、このときに「強くならないきゃいけない」等々の言葉を掛けて頂き
 心が強くざわつき、上司への不信感が出てきてしまい、
 3ヶ月きっちり休むことを決めた。
 人からの言葉で心がざわつかない、穏やかな心に戻したかった。


休職中に何をしていたか

・子どものことを考えたいときに考え、泣きたいときに泣いた。
 外的なフックがなく急なフラッシュバックがなかった、平穏だった。
 お線香は毎日ゆっくりあげられるし、お花のお水も毎日変えられるし
 お花もお花屋さんで買える。
 じっくり考えるのは、1週間に2日ほどになった。

・休んで1ヶ月経った頃には身体の違和感は無くなっていた。

・お盆もあり、家族でお墓参りした。父、兄、祖母の前で泣いた。

・夫婦で迎え火と送り火を線香花火で、することができた。

・トレーニングを始めた。
 1年で5㎏増えていたので、運動と食事管理をして2㎏落ちた、あと3㎏。
 身体のラインが明確に変わった!

・料理を丁寧に作れている。今まで作ったことのないメニューに挑戦した。

・コーヒーを毎日自分のために淹れた、勉強を始めた。

穏やか。もう、とにかく穏やか。
静かに、ゆっくり、丁寧に、過ごす事ができました。
これは夫の力が大きいです。
焦らず、優しく広く強く、見守ってくれていました。
本人は、何をしてやれるんだろう、と思っていたかもしれませんが…。
家族も大きいです。自分に優しく、ゆっくり、と受け止めてくれました。

転職・仕事を変えようと決めた

・8月に入り、休みも残り1ヶ月となり
 延ばすか、辞めて扶養に入るか、仕事を変えるか、どうしようかという時
 人生の選択は、その選択でワクワクするかどうか、という考えになった

・もう少しゆっくりしたい気持ちもあり
 仕事はしたい気持ちもあり、どちらも叶えられないかなっと考え始めていた

・高校を卒業してから今の会社に勤めて10年
 設計職に対して、この10年を一区切りとする選択もあるな
 次の10年後、どんな人になりたいか、ふわっと考え始めた

・今までの自分の仕事の影響は、広くて遠い部分があった
 売上の数字は見る事ができるが、その1人1人のお客様の顔は
 誰がどんな顔で手にしているのか?という気持ちがあった

・次は、自分の手の届く範囲で、狭くていいから近いところで
 お客様の顔をみて仕事がしたい
 どんな影響を与えるのかを、肌で感じたい、と考え始めた
 (真面目すぎ?)

・コーヒーが面白くて、好きで、今までの10年を活かせるとも思った
 コーヒーに関わることを仕事にできたらいいなっと思い始めた

・8/14決めた。8/15夫に伝えた。
 会社をやめること。希望の職種で転職が決まるまでは扶養に入ること。
 (この後すぐ希望の会社でのフルタイムアルバイトが決まった)

・上司へ伝え、希望を出し1ヶ月後の9/15を退職日として決定。

一部、思考回路を文字にしてみましたが、
結局は、好きなことを、とりあえずやってみよう!
やってみてから、考えよう!
という感じです。
今までの仕事内容、職場の方々、好きなので、少し惜しい気持ちもありますが
今までの仕事をこんなに好きになれたんだから
次も、仕事も人も、好きになれるだろう、という気持ちです。


今後

・いつまた子どもを授かれるかも分からないので
 今は、やりたいな、という気持ちに素直に行動したいと思っています。
 授かれたら、そのときに考えて
 しばらく授かれないとしたら、またそのときに考えようと思います。

・今も尚、家族は、気軽に、自分に優しく、と言い続けてくれています。
 今までの10年は、頑張れ頑張れ、という感じでやってきましたが、
 私は、たぶん、自然と無意識に頑張っちゃう性格のようなので、
 次の10年は、適度にアクセルから足を離して、
 そのときそのときの状況で、考えて、相談して、決めていけたらいいなっと
 思います。

やはり妊娠前と同じような日々を過ごすのが嫌だという気持ちが大きいです。
お母さん、違う道を選んでもいいんだよ、自分と向き合って、って
伝えにきてくれたのかもしれないなっと思いたいんです。
働き続けること、休むこと、働き方を変えること、
いつどんな選択をしても良いと思います。
全部、導かれているんだと、思いたいです。

※私はそう思うことが出来る様になってきましたが、他者から、妊娠出産流産への、考え方や捉え方についてご意見をいただくことにはいまだにモヤっとしてしまいます。なので、経験した人がこんなこと書いてたよーというように、安易にお使いにならないよう、よろしくお願いします。

さぁ、闘い続けましょう。


長くなりました!
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!

本日のトップ画は「みんなのフォトギャラリー」から、「白黒ええよんさん」のイラストをお借りしました。虹の橋が、いろんな選択の道に見え、どんな選択をしても虹色に輝いているんだよなぁっという気持ちが生まれました。

読んでいただきありがとうございます!支えられてます!