シナモン&モカのときめきファンタジー 〜1番大切なものそれはハート 【どうして?/心の鏡】 【シナモロール】
こんにちは!
皆さんはシナモン&モカのときめきファンタジーというショーを知っていますか?
これは、2007年〜2008年に公演していたもので、内容は自信をなくしてしまったシナモン君に対してモカちゃんが「ありのままが1番かっこいい!」とアドバイスするというもの。
その後にみんなで絵を描いてシナモンを励まし、最後にはシナモンが自信を取り戻してよかったっね!といった感じのお話です。
今回はそんなシナモンとモカの尊い関係が観られるショーについて語りたいと思います!
実際の映像を先に観たい方はこちらをどうぞ!
(投稿者様から動画のリンクおよび画像の使用許可をいただきました! ありがとうございます!)
■シナモンの悩み
会場でショーを観ている人達はシナモン達が住む町、シュクルタウンに遊びに来たという設定。
シュクル(sucre)はフランス語で砂糖。
そんなシュクルタウンにある"カフェ・シナモン"のシナモンロールはシナモンの大好物。
シナモンロールはシナモンがお空からやってきたきっかけのお菓子でもあり、シナモンの名前の由来です。
そんなシナモンロールをお腹いっぱい食べたくなったシナモン。
しかし、シナモンは「シナモンロールが美味しくても食べ過ぎには注意しなきゃ」とお姉さん達が話した途端に急に気分が落ち込んでしまいます。
ねぇモカちゃん、お姉さん。
かっこよくなるにはどうしたらいいのかな?
■どうして?
2018年のバースデーパーティのライブコーナーでシナモンが歌った曲、"どうして?"の初出は実はこのショーです。
この曲を歌い終わった後、シナモンは急に元気がなくなった理由をお友達のモカちゃんに打ち明けます。
モカはオシャレが大好きで、シナモンのお姉さんみたいになりたいと思っている女の子。
実はね、カフェ・シナモンによく来る画家のお姉さんに絵のモデルになって欲しいって頼まれたんだ。
凄いじゃない! シナモン!
僕、恥ずかしくて嫌だったんだけどどうしても断れなくて…
嫌だったのに絵のモデルになるのを断れなかったシナモン。
昔のシナモンは自分よりも人のことを1番に考えてしまいがちで、フレンズのみんなに何も言わず、黙って家出をしたこともありました。
さらに過去を遡ると、シナモンが空の上にいた頃は兄弟達がみんな雲で、1人だけ子犬の姿をしていたのもあり、周りと自分が違うことに悩んで泣いていたことも…
"どうして?"の歌詞からもわかるようにシナモンの悩みは他者との比較や見た目によるものが多く、思い込みも激しいところがあります。
そんなシナモンは今回も自分に強いプレッシャーを与えて1人で抱えていたらしく…
モデルなんだからカッコよくならないと駄目でしょ…
見た目がかっこよくないとモデルになれないと理想が高く、自分に厳しい言葉をかけているシナモンに対してモカは言います。
そんなことないわよ!シナモン!
どうして?
それはね、"ありのまま"が一番カッコいいからよ!
ありのまま…?
そう! "ありのまま"
さあココロの中に 鏡を置いて 想像してみましょう そこに映るのは どんな姿かしら?
ハートのサングラス!?
モカちゃんどうしたの!?
■ 一番大切なのは見た目じゃなくてハート
ハートサングラスをかけた後、シナモンに早口で喋りだすモカ。
おしゃれなお洋服を着こなすにはスタイルが大事ね! スマートでキュートな体を保つにはやっぱりダイエットが一番!
うんうん。
毎日オシャレのセンスをぴっかぴっかに磨いて鏡の前でポーズやスマイルの練習も隠しちゃダメ。
努力も大事よ。
うーん大変そう…
それからいつでも周りの人の目を気にして私をみてみて
自分をいっぱいアピールしなくっちゃ!
できるかな…
って言うのは嘘〜☆
ええ!?嘘なの!?
これは決してオシャレやダイエットをモカが否定しているわけではありません。
カッコよくならなきゃダメだと高いハードルを立てて自分を追い込んでる状態のシナモンがオシャレやダイエットを無理にしても、もっともっとという感情に支配されて永遠に悩みを抱えてしまうからです。
相手を喜ばせようと、無理してカッコつけていては自分の心が苦しくなるだけ。
絵のモデルに選ばれたシナモンは凄いんだから、"ありのまま"の自分を大切にして
自信を持って挑戦してみようと伝えているのです。
■心の鏡
モカのアドバイスを受けたシナモンは絵のモデルになることにチャレンジしようと決めます。
しかし、それでも不安なシナモン。
モカはだったら今ここで練習をしようと提案します。
ここから会場のみんなでシナモンの絵を描こうという流れになります。
なんとなくですが過去に家出したシナモンを探すためにフレンズ達がシナモンとの思い出の絵を描いた話を思い出します。
完成した絵と会場にいる人達が描いた絵をみてシナモンは大喜び!
ここでみんなで一生懸命シナモンを描いたことがシナモンの自信に繋がったのです。
この後にシナモンとモカが"心の鏡"という曲を歌います。(モカは2番から参加)
このショーでモカが歌った曲の歌詞はかつてワガママで泣き虫だったモカが成長した話とも繋がります。
今のモカからは想像するのは難しいかもしれませんが、かつてのモカは理想が高く、夢もコロコロ変わっていました。
そんな昔のモカは漫画と"カフェ・シナモンのクリスマス"で観ることができます。
"小学5年生"で連載されていた"プリ☆かわ☆シナモエンジェルス!!"で、モカは男の子にモテたいという理由でオシャレをしてアイドルを目指していました。
しかし、最終的モカは男に好かれるためにアイドルを目指すのではなく、ありのままの自分を輝かせることが大事だと気づきます。
誰かのためじゃなく、自分らしくいられるために好きなファッションを着てライブをした日々。
以降モカは滅多に泣かなくなり、本当に優しいお姉さんに成長しました。
少し難しい話になりますが、心理学の世界では自分らしく生きているという感覚をオーセンティシティと言います。
それを高めるためにはセルフコンパッションが重要。
セルフコンパッションとは自分への思いやりを持つこと。
困っている人を助けるように、優しさと温かさをもって自分と接すれば、仮に失敗や挫折をしたとしても、自分を批判をしたり、怒りや嫉妬、悲しみの感情に支配されず、前を向いて進むことができるということです。
■ビートキャッツのレイラとの意外な繋がり
モカはこのショーで「一番大切なのは見た目じゃないの、一番大切なものはその中にあるもの、それはハート。」だと言ってました。
実はそのモカの言葉に似たことわざが好きなサンリオキャラクターがいます。
ビートキャッツのレイラです。
レイラが好きな言葉は「All cats are gray in the dark.」
直訳すると全ての猫は暗闇では灰色。
暗闇の中では全ての猫が見分けがつかないように、物事において最も重要なことは見た目では無いという意味。
実はシナモンはアイドルとしてビートキャッツと同じ事務所に所属してます。
一方モカはビートキャッツのファンで、レイラを推していることが明かされています。
このことから現在のシナモンとモカはお互いにビートキャッツをカッコいいと思ってることがわかります。
さらに、レイラはすみれ色の猫。
ビートキャッツにはピンク色の猫のミアという子もいます。
モカはピンク色がすきという設定があり、どれくらいピンクが好きかと言うと、部屋全体をピンクにするレベルですがモカの推しはすみれ色のレイラです。
つまり、モカは外見よりもココロを重視しているという事がわかります。
モカがハートのサングラスをかけた理由それは、サングラスをかけると暗闇にいるのと同じで色の見分けがつきにくくなる。
「All cats are gray in the dark.」と同じで、"一番大切なのは見た目じゃない、ハート"だと。
"ありのままが1番カッコいい"とシナモンやショーを観ている人達に伝えたかったからです。
■最後に
記事の最後はショー終盤のセリフで締めたいと思います。
もっともっとみんなと遊びたかったな〜!
でも、みんなのおかげで自信が持ててよかったねシナモン♪
もし今日みんなと出会わなかったら僕ずっと1人で悩んでたよ、きっと。
みんなもなんでも話せる友達を作って素敵な毎日を過ごしてね!
どうもありがとう!!
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